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2002年06月01日(土) 義兄は交渉人!?私はワラシベ長者!?

今日は車の試乗に行って来ました。
ちなみに乗ってきた車は、ホンダのモビリオです!!
・・・この車。
まだ、去年の12月に発売されたばかりの新しい
車種なんだけど今現在も、かなり人気がある
んですよ。

実は今日、車を試乗しに行ったのは我が家で
近々新車を買う予定があるからなんです。
勿論、購入する車は今回試乗したモビリオ。

このモビリオって車は、燃費は抜群に良いし、
車体も大きすぎず小さすぎずって感じのサイズ
で乗りやすいし、それでいて、最大で7人も乗る
事が出来るっていう、言うことナシの、か〜なり
優秀な車なんですよ。
(取り合えず今月中に買いたいなぁなんて思ってます)

・・・でもその前に、今乗ってるスズキの
エブリィワゴン(軽自動車)を売りに出さ
なければなりません。

この車。
3年前に130万円を出して新車で購入したんだけど、
今日ホンダのお店で、いくらで下取りしてもら
えるのかを聞いたら、余りの安さに愕然として
しまいました。

3年しか乗ってないのに買取価格は、たったの
40万ちょっとにしかならなかったんです。

「・・・よ、40万円って(汗)」
「そんな、はした金で売れるわけないじゃん!!」

って事で急遽、義理の兄に付き合ってもらって、
中古車業者に愛車を売り込みに行く事にしました。

ところで何故、ワザワザ義理の兄に付き合って
貰うのかって言うとそれには深い?訳があり
まして・・・、
実は私の義理の兄は関西出身なんですけど、
値切り交渉にかけては我が家では、この義理の
兄の右に出るものがいなっていう程の凄まじい
値切り交渉をするんです。

私の義兄もそうなんだけど、関西出身の方って
商品を1円でも安く買ったり1円でも高く売る
ための値切りに対するこだわりとパワーって
本当に凄いですよね。

ちなみに。私の義理の兄がどれほど凄いかって
言うと、車を高く売るためだったら嘘の1つや
2つは平気でつきます(笑)

・・・今日もそうでした。

まずは手始めに最大手の中古車買取業者Aに
行く事にしました。
Aは大手って事で買取価格は60万円以上は
いくだろうって感じの甘い期待に胸を膨らませ
査定に望んだ私達だったわけですが、その期待
は査定が終了した瞬間に見事に打ち砕かれました。

「お客様のお車は相場からいって大体40万円位の
 査定額になりますが・・・」

店員のその言葉を聞いた瞬間、私は
(それじゃぁホンダの下取り査定と同じじゃん!!)
って感じでガックシしてしまいまったわけですが、
義兄は違いました。

うなだれる私とは対照的に、すかさず店員に向かって、
「それじゃぁ売れんわなぁ。さっき、ホンダで下取り
 査定をしてもらったら、そこでは五十ウン万円
 の値がついたからねぇ・・・少なくとも55万円
 以上で買い取って貰わないとねぇ。」
なんて事を言い出したのです。

・・・その言葉を聞き私は思わず唖然としてしまいました。
(えっ!!ホンダでは40万チョットにしかならないって
 言われたじゃん!?)
この時点で義兄は店員に対して嘘をついて
10万円分ハッタリをかましていたのです。

店員は動揺しながら、
「ほう〜ホンダさんでは、それ程高値で下取り
 をしてくれるんですか・・・。
 そうしましたら再度、本部の方に買取価格
 の交渉をしてきますんで今しばらくお待ち
 ください」

そう言い残し店員さんは奥の事務所へと消えて行った
訳ですが、その後姿を見て、私と義兄は思わずニヤリッ!!
私自身、取り合えず50万円以上では売れると思って
いたので、この価格交渉は妥当なものだと思いました。

その後、しばらくして、店員さんが戻ってきたわけ
ですが、55万円以上で買い取って欲しいっていう、
私たちのお願いに対しての答えは微妙なものでした。
「一応、50万円以上での買取は出来そうですが55万円
 となるとちょっと微妙かもしれません」

この時。
店員の発言を聞いた私は正直な話、最初は40万円
程度の買取価格だったわけだし50万円で売れれば
いいかなぁなんて密かに思ってしまっていたわけ
ですが、義理の兄は違いました。

義兄は、このお店に早々に見切りをつけて、
別の買取業者Bに行くことにしました。

このBっていうお店は、街を走っていて偶然見つけた
中古車買取業者だったわけですが、査定だけでも出し
てもらおうよ。ってことで取り合えず車を見てもらう
ことにしました。

そこで、義兄は開口一番、店員に車を査定する
旨を告げると共に
「今、車を下取りしてもらうのに色々と回ってて、
 A社でも査定して貰ったんだけどA社では65万円
 って出たんですよ。・・・だから、もうズバリ、
 それ以上になるかならないか、その点のみを
 教えて下さい」

などと、とんでもない大嘘を言い出したのです。

(・・・えっ65万!?)
A店では確か50万円そこそこだった筈では・・・。
私は再び唖然としてしまいました。

義兄はここでもまたまた、平気で
ハッタリをかましまくっていました。
(しかも、額は一気に跳ね上がって何故か65万(笑))

でも、内心、私の中では
(・・・さすがに65万円は無理だろう)
なんて思いがありました。
間違えなく、この値段での買取は
常識的には不可能な筈でした。

・・・ところがどうでしょう。
大汗をかきながら車を査定していた店員さんは
義理兄のしつこい交渉に苦笑しながら困惑しつつも、
なんと!!
65万円での買取を承諾したのです。

コレには正直ビックリでした。
(まさか、本当に65万円で売れるとは・・・)

ちなみに義理兄はその後も70万円の大台に
乗せるべく、しつこく交渉をしていましたが、
さすがにそこまでの値は付きませんでした。

っていうか、根負けした店員が色々と買取価格の
裏実情を教えてくれたんだけど、70万円まで
いっちゃうと店側が赤字になるんだそうです。
大体、中古車買取業者っていうのは買いとった
車を修理、補修してオークションにかけるそう
なんだけど、私の車のオークションに出せる
最低落札価格が約70万円なんだそうなんです。
だから、買取で70万円以上つけちゃうと、
その時点で店側が赤字になる可能性が出てくる
んだそうです。

そんなわけで、まぁ65万円ぐらいが妥当な線かなぁ
ってことで話がまとまり、ここで私の車を売る
可能性が高くなりました。

・・・なんで「売る事に決めました」って
言わないかって言うと、それは当然もう一度
A店に行ってその事を話してみて、それ以上
の値で買い取ってくれないかを交渉するためです(笑)
それで、ダメだったら65万円で買い取ってくれる
B店で売ろうと思います。
・・・でも、恐らくA店(ガ○バー)
はケチだからダメだろうなぁ。
まぁ、仮にダメでもB店で売るからいいけどね。

いやぁ、それにしても、まさか、40万円そこそこ
の買値しか付かなかった私の車が65万円もの高値
で買い取ってもらえるとは正直思わなかったから
ビックリです。

車を買ったり売ったりするときは他社と値段を
競わせるのは基本中の基本なんだけど、義兄の
場合は、その過程の80%は、ハッタリです(笑)
でも、一見通りそうも無いような途方も無い
条件のハッタリでも、巧みな話術によって、
成功してしまうのが義兄の凄いところです。

その様子はまるで、ブツブツ交換で大金持ちに
なっていくワラシベ長者のようですよ(笑)

今回、最終的に決まった買取価格は当初
提示された40万円よりも25万円も高い65万円。

良く考えればこの儲かった25万円で
念願のカーナビが余裕で買えるじゃん!!

か〜なりうれしいです!!

恐らく、私1人で買取交渉をしたら50万円台で
納得して売却していたと思います。
・・・それにしても、義理の兄の関西人特有の
ケツの毛までむしり取ってやるぜ的?交渉術に
は感心しきり。

義理の兄には毎度、毎度、大きな買い物をする
度にいろいろと付き合ってもらってるんだけど
本当に感謝しきりです。

・・・兄上。
この調子でモビリオも安くで買い
叩いてくだされ〜。
(ちなみに、この車はまだまだ人気が有るから
 大体10万円前後しか値引きしないんだけど、
 最低でもその倍の20万円くらいの値引きを
 狙っていたりします(笑))


とりあえず義兄には今度、最高級の日本酒でも
買ってプレゼントしたいと思います(笑)


パンチョ |MAIL

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