やるきまんまんの日記
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2009年01月11日(日) 今週の見通し・為替 円、高値圏でもみ合い


 今週の円相場は高値圏でもみ合いが続きそうだ。米雇用情勢が一段と悪化するなど米経済は深刻な後退局面を迎えている。市場の関心は再び米景気の先行き不安に集まりつつあり、ドルの上値は重い。市場参加者の予想は1ドル=88―93円台に集中している。

 9日発表の昨年12月の米雇用統計は失業率が7.2%と、約16年ぶりの高水準となった。金融危機に端を発した米経済の収縮を再確認する結果であり、ドルを積極的に買い増せる状況にはない。

 今週は12月の小売売上高や消費者物価指数など米経済指標の発表が相次ぐ。消費が落ち込み、物価下落でデフレ懸念が強まれば、米長期金利に低下圧力が加わり、ドル売りが強まるとの見方がある。このほか欧州中央銀行(ECB)が15日の定例理事会で大幅な利下げに踏み切れば、ユーロが対円で売られ、つられてドルも売られる可能性がある。

 米国のオバマ新政権の景気対策への期待感はドルの下支え要因になる。円相場が昨年12月に付けた直近の高値(87円13銭)を突破するとの声は少ない。  


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