鍋をたたく...鍋男

 

 

おはなしのはなし - 2001年07月05日(木)

「人と話するときは目を見て話しなさい」
と昔よく言われた。
あんまり、じーっと見てるのも変だし、向こうも照れたり不審に思うだろうし、会話の隙間に目を合わす程度になってしまう。どちらかというと、じーっと見て喋るのは苦手だ。

先日から、初めての仕事先の人とFaxと電話だけで打ち合わせを進めていて、どうも話が煮詰まらない。
いつもだと「やりましょう」という話から、一度会って「打ち合わせ」、その時にじっくり腰を据えて話をして段取りを組む。
今回は急な話で、電話だけで向こうの条件、こちらの条件を話し合った。なんとか、形ができるまでえらく時間がかかってしまった。

一通り話ができあがってから、事務所にお伺いして最終のチェックをした。
この時にようやくイメージが固まったのは、向こうの条件がきっちり決まっていたからだ。
そちらがこうなら私はこうです、という話ができる。

向こうの条件がはっきりしなかったので、今までなかなか話が固まらなかったというのは、事実だ。

もう一つ「実際にあっている」という事は大きいかも知れない。
緊張感かな。安心感かな。

「人と話するときは目を見て話しなさい」
と昔よく言われた。
ミーティングをする。会って、お互いを自分の視野の中において話をする。
それが「目を見て話をする」ともとれる。
人と会わずに話ができるようになってしまって、この言葉にもう一つの意味を見いだしてもいいかも知れない。

「人と大事な話をするときは、会って話しなさい」
当たり前だけど、大事なことだ。

最終のチェックで、向こうの責任者が出てこなかったのが歯がゆい。
会うことの重要性を感じてない人に違いない。


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