心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2011年02月06日(日) 岡山へ

先週、仕事で岡山に行ったついでに、市内のAAミーティングに寄ってみました。

生まれて初めて路面電車に乗りました。電車というよりバスみたいという感想。ICOCAが使えるとありましたが、suicaはダメでした。

ミーティングは午後6時半からの2時間で、途中タバコ休憩つき。ミーティング・ハンドブックを使ったものでしたが、最初に序文を読まず、10ページの12のステップだけ読んでわかちあいに入りました(このパターンは初めての経験でした)。

AAには標準のミーティング・フォーマットというのがありません。だから、場所によってグループによってミーティングのやり方は違うし、手順を決めていないグループもたくさんあります(その日の司会者によって違うパターン)。僕のホームグループではきちっとしたフォーマットを決めていますが、他のグループが別のやり方をすることになんの異論もありません。

今年は岡山でラウンドアップが開催されるそうで、実行委員会の議事録が回し読みされていました。みんなで集まる機会が多いので「岡山地区委員会」が立ち上げられるかもしれない、という話題も出ていました。

ラウンドアップだ委員会だということになると、「AAの用事」が増えてしまうわけで、メンバー一人ひとりがどうやってそれに必要な時間やお金を工面していくかという悩みが生じます。それを支えるのは「ソブラエティのこの喜びをより多くの人に伝えたい」という気持ちでしょう。回復の喜びを持たない人に役割を任せてしまうと、どうしても「貧乏くじを引かされた」という話になってしまいます(だって他の人は楽してるんだもの)。やはり回復あってのAAなのだと思います。

ゆったりとした雰囲気のミーティングの締めくくりは平安の祈りでした。どこに行ってもAAがある、それが良いことなのだと思います。

帰り際「AAにつながる前に、ひいらぎさんのホームページを見たんです」と言ってくれた人がいました。少しでも役に立てたのならば嬉しいのですが、更新が滞って古くなってしまったコンテンツのことを思うと少々心が痛みます。

路面電車は道の真ん中を走っているので、それを待つ人も道の真ん中に立つことになるのか? 不安だったので、ミーティングの後で外の喫煙所でタバコを吸っている人たちに尋ねてみたら、そのとおりだと教えてもらいました。ただ、実際行ってみると、路面電車が赤信号待ちで停まっており、道の真ん中に立って待たなくて済みました。

出張のリクエストが増えてきたのは、景気が良くなってきた証拠かも知れません。今年の夏あたりには本格的に良くなりそうな気がしています。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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