心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年11月29日(土) 横浜行き

朝/コーヒー・バナナ・ヨーグルト
昼/欧風カレー(コンビニ)
おやつ/バナナ・グミ一袋・せんべい一枚
夕/サバの煮付け・海藻サラダ・おかかオクラ・具の少ない豚汁・ごはん(小)
夜/うにあられ少々
53.5Kg, 9.8%

朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・チーズ
昼/サバの味噌煮弁当(コンビニ)
おやつ/バナナ
夕/リブロースステーキ・チキンサラダ・日替わりスープ・ライ麦パン半分
夜/ミニカップめん
52.5Kg, 10.1%

朝/コーヒー・丸焦げトーストひと口・バナナ・ヨーグルト
昼/海鮮釜飯セット
夕/野菜タン麺(麺は春雨)・ギョーザ3個・オレンジジュース
夜/うにあられ少々
53.1Kg, 9.0%

朝/コーヒー
昼/焼きそば・野菜スープ

雑記を書く間隔を開けると、食べたものリストも長くなってしまいます。

土曜日は横浜でした。大きな部屋が(後で260人用だと聞きました)ほぼ満席でした。この日初めてお披露目されたステップの本も、快調に捌けたようです。

日本のAAから12ステップが失われつつある、これは確かな事実です。この喪失が始まったのは、ここ5年や10年のことではありません。その原因が何だったのか、様々なことが言われていますが、今さら本当のことは分からないし、犯人捜しをしても意味がありません。解決策は一つ、今のメンバー一人一人がステップに取り組むことです。
そして、これはAAの責任ばかりにはできないのですが、AA以後に始まったほかの12ステップグループには、当初よりステップがうまく定着しなかったところもあったようです。お手本になるべきAAがこの有り様ではね。

自分の過去の実績を否定するのは辛いものです。人は「酒をやめる前も、そこそこ良い人生を送ってきた」という幻想にしがみつきたいものです。でも、安定して酒をやめるためには、飲みながら過ごした日々がいかにヒドかったかを認めなければなりません。

AAに来て何年間が経ち、それなりにステップをやってきた自負があったりします。でも、それの実績の価値を否定しなければ、ステップをやり直すことは出来ません。
ましてや、AAという共同体には30年以上の実績があります。それを「近年のAAはろくなもんではない」としてしまうと、いままで共同体の維持に腐心してきた人たちの実績までまとめて否定してしまうことになりかねません。自分の実績を否定するのはその人の勝手ですが、人のやってきたことまで否定してしまえば角が立ちます。

僕がAAにつながったころは、うるさいぐらいに「認めて、信じて、お任せ」が大事だと言われました。

・アルコールに対する無力を認めること。
・神がその無力状態を救ってくれると信じること。
・人生を神に委ねること。

僕もまるでわかっちゃいなかったのに、「神」という言葉をドキドキしながら使って話をしたものです。でも、最近のAAミーティングで神という言葉を、どれだけ聞くでしょうか。

もはや角が立つことを気にしていられない状況です。土曜の会場には、アディクションの垣根を越え、本人であるか家族であるかも越え、多様な12ステップのグループのメンバーが、ステップという基本に立ち戻るべく集まっていました。
昨年以上に会場には熱気がありました(ありすぎたかも)。
ともかく「日本の自助グループ、まだまだ捨てたもんじゃないよ」と思い直した一日でした。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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