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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年08月15日(火) 体重計 最初に買った体重計は、ディジタル式で0.5Kg単位のものでありました。
0.5Kg単位だなんて全く知らずに、「アナログよりディジタルのほうが良いよね」という気楽な気持ちで購入したのですが、一番安いものを選んだ結果でありました。生まれたばかりの赤ん坊の体重増加をグラフにしようと思っていたのに、0.5Kg単位だなんてあんまりです。アナログ式の体重計なら、目分量で0.1Kgまで計れるというのに。
電力消費も激しく、乾電池をしょっちゅう交換する必要もありました。
2〜3年のうちに、まったく表示が出なくなってしまいました。
製品寿命だと思って買い換えることにし、懲りずに「一番安いの」を選んだのですが、それでも0.2Kg単位で計ることができました。が、本当に0.2Kg単位で計れているか、疑問であります。
なにしろ乗っている間、最後の桁は激しく数値が変わるのです。アナログ式で、小刻みに目盛りが震えているのと同じ現象でしょう。それをそのままA/D変換してるだけのようです。
だいたい体重計の原理って、どうなっているのかよく分かりません。てこの原理で力を減らし、バネのたわみ量を計っていることは想像が付きます。が、どんなセンサーを使って?
ともかく、乗って静かにしていると、そのうち数値が安定してきます。それでも最後の桁が動くのを、真ん中へんの値を採用して計測終了です。本当は、5回計測してメディアン値を取るべきかと思うこともありますが、面倒なのでそこまでしません。
この体重計も、なかなかの粗悪品で、ゴム足が取れてしまうのです。ゴム足が取れると体重計が傾き、力が分散するのか、数字が小さくなります。
「おお、なんか最近痩せたかなぁ」
という期待は毎度空振りで終わり、床にはいつくばって紛失したゴム足を探す羽目になります。これがなかなか苛立たしいのであります。
そのゴム足がついに見つからなくなりました。きっと猫が持ち去ったのでしょう。
というわけで、3台目の体重計を購入しました。
今度のやつは、いままでの倍以上の価格(4千円)だけあって、0.1Kg単位で計れ、おまけに体脂肪率測定までできます。といっても、例によって電気抵抗を計っているだけでしょう。そりゃ「測定」じゃなくて「推定」じゃないかって気もするんですが、抵抗値を表示されても困りますか。
「最近自分は電気抵抗が下がってきたんですよ」
という喜び方はできませんもんね。
どういう処理をしているのか、体重の数字もふらつきません。500mlのペットボトルを飲み干したら、体重も0.5Kg増えていました。
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