心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年12月08日(水) (たいていは)夜中の電話

こんな記事 がありました。

最近は僕も慎重になって、初めてAAのミーティングにやってきた人に、(AA用の)名刺を差し上げたりしなくなりました。といっても、2〜3回会って必要だと思って、そしてその時に手元に名刺があれば渡すことにしています。

そして渡した相手の中には、運悪く(?)スリップ(再飲酒)する人もいるわけです。
僕は対人恐怖の強い人間だったので、酔っ払った挙句に人に電話するということはなかったのですが、寂しさを紛らわすために電話という道具に飛びついてしまう人もいるようです。そして、また僕の電話が鳴るというわけです。

経験的に分かってきたことは、そういう電話は決して「手助けを求めてはいない」ということです。相手は決して自分が泥沼にはまっていることを認めようとはしません。「ちょっとした問題」にてこずってはいるものの、それは自分で解決できる類のものだと言い張ります。泥沼のほとりから手を差し伸べるという必要などまったく無いと言うのです。自分にとって、飲んでいるか飲んでいないかは「大した問題ではない」と主張します。

たいていは「まだ、AAミーティングってやつは続いているのか?」(終わっていることを期待しているらしい)、「自分が出席していたころに、一緒に出ていた連中は元気か?」(たいてい答えはノー)、「お前は寂しくはないのか?」(これもたいていノー)、というような質問が発せられます。

こうした電話を相手が後日になっても覚えているのかどうか、まだ十分な数の回答が集まっていません。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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