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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年10月18日(月) 「きみのためなら死ねる」か? ミーティング、テーマはステップ7から「謙虚さ」。
12&12の翻訳には「謙遜」という言葉が残っていますが、ビッグブックの新版では humility はすべて「謙虚さ」という言葉で統一されています。
それはさておき。
「周りの人は、もっと僕に親切にして、大切にすべきだと思う」という感情に囚われることがあります(いつもそうか)。その背景には、「自分は大事にされるべき人間である」というプライドがあり、他方に「なのに、現実の自分は大切にされていない」という恨みが存在しています。
アルコホーリクの自我は膨らみきっているので、等身大にまで縮小する必要があるといいます。自我が膨らんでいるくせに、自己否定感がとっても強い。膨らんだ中身は張りぼてにすぎません。
こと人間関係と呼べるものがある場所では、内心「もっと俺のことを大事にしてくれよ」と叫びたい欲求をこらえているのが常です。
そうした自己喪失感の中で鬱々と過ごしているところへ、「謙虚さこそが生きていくキーワード」だと解き明かしてくれるのだから、やっぱりミーティング場には神様がいるのかもしれません。
それにしても、『きみのためなら死ねる』のテーマ曲が耳について離れません。どうしてくれるんだ。んーんー、んんんんんー。
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