心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年05月14日(水) 理屈

税金の法律ばっかり読みすぎて、頭がおかしくなっています。(いや、元からおかしいかな)。

節税という言葉があります。税金を節約するという、まことに立派な考え方であって、これを悪とする人はなかなかいません(税務署の人は違うのかな)。なぜなのか理由を考えてみると、納めたお金が立派な用途に使われるのではなく、なんだかくだらない用途に浪費されている感じがするからでしょうか。子供や親に「生きていく費用」をせっせと仕送りしているのに、相手は酒を買って飲んだくれてばっかり・・・とかだと、仕送りをすこし削っちゃろうという考えがおきても不思議ではないのかな。

誰が言っていたか、憲法の国民の三大義務には「教育」「勤労」「納税」があって、節税はともかく、節教育とか節労とかいう考えが主流になったら、この国の未来はいったいどうなってしまうのでしょう。勉強するのもバカくさいし、働くのもめんどっちい、税金なんてさらさら収めたくない・・。やっぱり一番嫌なのは納税かな。だからまず節税が始まるんですね。一生懸命勉強して、一生懸命働いて、真面目に税金払っても、なんかに無駄遣いされてしまうのでは、この国の未来に期待しろったて無理な話なのでしょう。

飲んでいるアルコホーリク本人にとっても、家族にとっても、Don't think/Stop thinking が行動原理の基本なのだとか。毎日が大変なんだけど、未来に予想される大変さにくらべたら、今日の大変さは、それほど大変でもありません。だから事態の本質は考えないでおいて、とりあえず今日をやるせなく生きてしまうというわけです。毎日の大変さより、大変さを取り除くほうが「すごく大変」だったりします。

みんなで Stop thinking しているうちに、未来がどうなるのか・・・面倒だから考えないで寝ることにします。

(ひいらぎの話は理屈っぽいって? ああそうです。僕は理屈っぽい男なんです)


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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