天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

また間違えた - 2002年12月28日(土)

朝、車のディーラーに行った。リコールの手紙がずっと前に来てて、近所のディーラーにアポイント取ろうとしたら、応対悪い上にホリデーの間はお休みっていうから困ってた。そしたら前のアパートの近くのディーラーからはがきが来たから、そこに行くことにした。

結局部品を取り寄せなくちゃいけなくて、せっかく行ったのに来週にアポイント取り直し。

モールでぶらぶらしてからカダーのルームメイトに電話した。もうずっと話してなかった。近くまで来たからなんとなく電話した。マジェッドはいないって知ってるし。まだ寝てた。「来る?」って言ってくれた。「カダーがなんていうかわかんないけど」って。

カダーはニューイヤーズ・イヴを挟んで一週間アップステイトで過ごすって言ってたから、もうこの週末から行ってるんだと思ってた。「カダーいるの?」「いるよ。寝てる」「カダーに聞いたらきっと来るなって言うよ」「じゃあカダーに電話しなきゃいいよ」「眠たそうだから、もう少ししたらまたかけるね」。

郵便局に母と妹へのプレゼントを送りに行って、ほかにあった用事も済ませて、車に戻ったらまたキーをつけたままロックしてた。AAA に電話したら、一年分のロードサービスの回数限度をもう超えちゃったから料金がかかるって言われた。だから断った。

どっちにかけようか迷ったけど、カダーに電話した。一緒にいるのにルームメイトにお願いしたら、カダーの機嫌が悪くなる。カダーの機嫌を損なうのはやだ。なんかやっぱりヘンだけど。来てくれるって言った。スターバックスの前って場所を教えて、電話を切って待つ。

カダーはルームメイトを一緒に乗っけて来た。驚いた。手にワイヤーのハンガーを持って、笑って「Hi」って降りて来て、わたしの背中に手をかけて「How are you?」って言った。ニットの帽子が似合ってた。もうそれだけで Bye なんか無理だと思った。カダーはハンガーを伸ばして窓のすき間から入れてドアのロックをはずしにかかる。なかなかはずれなかった。結局、通りかかった男の子が「やらせてみて」ってやってくれて、やっとはずれた。男の子にお礼を言ったけど、カダーがチップをあげなっていうから、自転車に乗りかけた男の子のところに走って行って、5ドルあげた。

ルームメイトが「なんで AAA のフリーサービスの回数限度越えるほどおなじ失敗するかなあ」って笑ったり、「スペアキーいつも持ってなよ」とか「もうちょっと気をつけること」とかいろいろわたしに言ってた。目の前のスターバックス指さして「コーヒー飲んでく?」ってお礼にごちそうしようと思って言ったけど、カダーは「うちで飲んだとこだから」って言った。それから「じゃあね」って手をあげる。だからわたしも手を振って、ルームメイトにも笑って、でもなんだか泣きそうだった。

わたしの車と、カダーとルームメイトの車は、お互い反対方向に向かった。カダーがバイってもいちど手を振ってくれた。


思い立ってチビたちのごはんを買いに行って、隣りのスーパーマーケットでホットチョコレートミックスとクッキーとサンキューカードを買った。車の中でカードにお礼と Happy new year! を書いて、ホットチョコとクッキーと一緒にカダーんちのドアに置いて来ようと思った。置いて来るつもりがノックしてた。カダーが出て来た。

「これ、お礼。助けに来てくれてありがとね」「入りなよ」「いいよ、帰る」「いいから、入りなって」。

ものすごく緊張した。なぜだかわかんない。カダーはカードに書いたことを読んで笑って、出てきたルームメイトに「これお礼にって持って来てくれたよ。カードまでつけて」って言った。紅茶を入れてくれて、最初は笑っておしゃべりしてたけど、カダーはつけてたテレビを見る。ルームメイトが気を使ってるみたいにわたしとおしゃべりしてくれる。

ほんとにナーバスだった。居心地が悪かった。テレビを見てるふりしてたけど、全然見られなかった。それから、寒かった。カダーとルームメイトの間にぎこちなく座ってた。途中でカダーに電話がかかって来た。夜に出掛ける約束してた。ついてたドラマが終わってからお手洗いに立ったけど、ほんとは別に行きたいわけじゃなかった。

戻って来て、「じゃああたし、帰るね」ってカダーに言った。「帰るの?」ってルームメイトが返事した。

カダーはカウチから立ち上がって、わたしを抱き締めてほっぺたをくっつけて「Happy new year」って言った。カダーの腕の中でわたしは「Happy new year」がなぜか返せずに、ただ「To you too」ってだけ言った。「ディール・バーラック」。玄関のところでそう言ったら、カダーは笑った。ルームメイトが「何? Happy new year のこと?」って聞く。「Take care のこと」ってカダーが返事した。それからわたしに「誰が教えたの?」って聞いた。笑って、答えなかった。ずっと前にカダーの国の言葉の小さなポケット辞書を買って、それで覚えた言葉だった。

まだ溶けずに氷みたいに固まってる雪のドライブウェイをそろそろと降りながら、悲しかった。ものすごく悲しかった。車を運転しながら胸が痛かった。キリキリキリキリものすごく痛かった。今もずっと痛い。

なんであんなにナーバスだったんだろ。なんであんなに居心地悪かったんだろ。
せっかく3人で会えたのに。やっと3人で会えたのに。
なんで今もこんなに痛いんだろ。
わからないけど、多分また間違えたからだ。




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