何も変わらないけど - 2002年11月18日(月) 今日はお休み。 タイヤを買いに行った。 つもりが、買わずに済んだ。 バーストしたと思ってたタイヤはなんともなってなかったらしい。 ホィールの一番外側のリムが一部分ぐにゃっと内側に凹んでて、ホィールが凹むほど強烈に道路の穴ボコに打ちつけたんだから絶対タイヤも破れてると思った。タイヤは見るも無惨にべろんべろんになってたし。「凹んだとこから空気が漏れただけで、タイヤはなんともなかったよ」って言われた。修理代に10ドルと少しかかっただけ。よかった。 ランドリーしに行ったら、靴下かたっぽ失くしちゃった。 使った洗濯機の中にもドライヤーの中にも見つからなかった。 たかが靴下でも失くすなんてやだ。 と思ってたら、うちのバスルームのハンパーの底にまるまって落ちてた。よかった。 黒いロングのコートが大きすぎて困ってた。 去年の冬にフィロミーナがくれたやつ。 フィロミーナって、なんか安くなってていい物見つけたら自分のためじゃなくて人のために取りあえず買っておくって人。それで、機会があるたびに誰かにプレゼントするらしい。「お金は使うためにあるんだよ」って、自分のためには贅沢なんかしないのに。 貧乏なわたしに「アンタはひとりでまだまだ厳しい生活してるからね。あったかくなるようにこれあげる。誰にも内緒だよ」って、くれた。カルヴァン・クラインの素敵なコート。すごく嬉しかったけど、子どもが大人用の毛布被って歩いてるみたいで、着られなかった。 大家さんのフランクはテイラーで、サイズを直してくれるって言った。 この前もドレスをひとつ直してくれたけど、サイズ計るときに何回か故意に胸触られちゃってぞおーっとした。痴漢に触られるより100倍くらい気持ち悪かった。気づいてないふりしたけど。 今日またそんなことがあったら、「シャーミンには黙っとくから、もうしないで」って鬼の顔して言おうと思ってたけど、今日は触られなかった。よかった。 半年くらい連絡のない父のことが少しだけ心配になる。 引っ越したことも言ってないけど、古い方のメールアドレスもまだ使えるのにメールも来ない。ゆうべ「元気ですか? 心配してます。わたしは元気でやってます」って引っ越ししたことと新しい住所と電話番号を書いて送ったら、今朝返事が来てた。なんかわけのわかんない内容がダラダラ書かれてて、どうでもよかった。親戚内でなんかあったらしいけど、そんなことほんとにどうでもいい。 「まだまだ NY で頑張るつもりですか」とも書いてあった。日本の医療ではまだ確立されてないわたしの職業を、「最近日本の医大でもその概念を授業に取り入れているようです。将来はアメリカナイズされるでしょう」って、「帰って来い、面倒見てくれ」をまたほのめかしてる。日本はわたしの帰るとこじゃない。帰れないんだって。何度言ってもわからない父。でも、これもどうでもいい。 メールの内容はどうでもよかったけど、取りあえず元気でいることわかって、よかった。これもよかったことに入れよう。 何も変わらない。 もう、カダーのルームメイトに頼るのも少しやめてみようって思ってる。多分あまりいいことじゃない。そんな気がする。 何も変わらないけど、やなことが減った。思い込みだけかもしれないけど。 でも、「よかった」って思えることが少しずつあったら、それでいい。今は。 -
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