コートに付け衿 - 2002年10月30日(水) 「じゃあね。おやすみ。僕は勉強に戻らないといけないから」。 カダーがそう言って、わたしもおやすみを言ってから、ルームメイトに代わってくれるように頼んだ。 「なんで?」 「少しだけ、話したいの」。 この次声を聞けるのはずっとずっと先なんだろうなって思いながら、電話の向こうでカダーがルームメイトを呼んでる声を聞いてた。 「90パーセントくらいになった?」ってルームメイトが聞く。 「うん。90パーセントになった。」 まだ友だちって言ってくれた、って言った。 カダーのこと、友だちとしてなんかよりうんとそれ以上に好きだけど、そのうちいつか「友だちとして好き」だけが残る。たくさん理由のある「好き」だけが残るときが来る。 「あなたのそういう自信のあるとこが好きだよ」。昨日そう言ったら、「それだけ?」ってカダーが聞いた。「たくさん理由があって好き。そう言ったでしょ?」「でも教えたくないってきみは言った」「じゃあひとつずつ順番に教えてあげる。一生かかるよ」。「そんなに待てないよ」って笑われた。一生かけたい。一生かけて友だちがいい。 来週まで忙しいから、そのあと時間が出来たらどっか連れ出してあげるよ、ってルームメイトが言った。あとの10パーセントはルームメイトがカバーしてくれる。そういうことにしよう。自分の力でなんか、何も出来ない。出来ることは「信じる」ことだけ。 昨日と今日、あの人はハロウィーンのイベントで忙しい。電話の時間もない。 送ってあげたこうもりがめちゃくちゃ大きくて、それはいいけど顔が「ブッサイク」って言われた。 「写真撮って送るよ」って笑ってた。約束の CD と一緒に。 あの人の写真も送ってくれるって言った。 今度こそ今度こそ、届きますように。 写真見たい。どんなになってるのかな。 それから、早く曲聴きたい。聴きたい。 日本は寒いですか? ここはとっても寒くなったよ。 これからコートに付け衿をつける。 外れたボタンそのままにして、まだファーの衿、付けてなかったからね。 -
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