☆パワーの源☆
DiaryINDEX|past|will|
| 2004年03月12日(金) |
ホテルビーナス<オモテ・1> |
先週に引き続き、見てきました。 やはり1回目には気づかなかった発見があっておもしろかったです。 “リピーター割引”ってそういう意味でも必要なのかもしれませんな。
とりあえず、“オモテ”としての感想をupしたいと思います。 “ウラ”があるのかって? そりゃありますがな。( ̄ー ̄)ムフ。
*****
オープニング。 チョナンの足音。空になったそっけないベッド。 初老の男に殴り飛ばされるチョナン・・・
呆然と夜の街を歩く。チンピラに絡まれる。殴られる、殴られる、殴られる・・・・ チョナンが殴られている時、つい「きれい」と思ってしまった。 殴られる瞬間に揺れるフワフワの髪。顔にかかる髪。髪の毛をつかまれて引き上げられた顔。閉じたまぶた。 チョナンがなぜ長髪だったのか、わかった。単純にキレイだったもの。殴られているシーンなのに。
最初は映像に集中してしまう。おさえた色調だからこそ、表情の細かいところが活きてくる。まつ毛の動きすら目にとまる。 ポゥッと浮き出てくる青い光。タカハタ氏は「自分が好きな色だから」と言っていたけど あの青は「熱」の青だと思う。それぞれが胸の中で静かに燃やしている炎の青色。 そして、ただそこにある、いる、という形の優しさの、青色。
その次に気になったのが、音。チョナンがブーツを引きずるザラザラした砂の音。 ワイフの金切り声。ドクターを殴る音。ボウイのピストルをいじる音。ソーダの苛立ちの足音。 チョナンのタップ、もっと強調されているのかと思ったけれどそうでもなかったね。 ほんと、“チョナンの無言の部分”って感じだった。 (それと、これは後で書くけれど、むちゃくちゃセリフが聞こえたんだよ!あのタップの音。) タン・タン・タンというタップの音で変わる画面もおもしろかった。 カットイン・カットアウトされる音楽。 正直言って「SOMEONE TO WATCH OVER ME」はウエットすぎる。ちょっと観客がおいてきぼりになってしまう。 ま、「SOMEONE〜」が湿っている分、デリコの乾いた音が引き立つのかもしれないけれど。
階段をダラダラと降りてくるチョナン。・・・びっくりした。 あれ、剛ってこんなにスタイルよかったっけ? 筋肉のついた胸と肩。ブーツカットのジーンズが下半身をすっきり見せているのか 歩く姿がすごくカッコいい。(走る姿はいつもの剛なんだけど(^^;) あのギャルソンエプロン?も体のラインをきれいに見せているのかな。
物語はガイとサイがやってくるところから始まる。 基本的に、ガイみたいなタイプって“男のプライド”くすぐっちゃうのよね、きっと。 ドクターがガイのたくましい腕や胸を見たあと、自分の部屋に戻って自分の胸を触っているのが可愛らしかった(^^)
それぞれの背景が丁寧に描かれていく。・・・・ちょっと、前半がダレているような気もした。 セリフにない感情を映像にするのって難しい。それに少し時間を費やしてしまったのかもしれない。 あ、このときもだいたい「SOMEONE〜」がかかっていて、私には邪魔だったりもした。 乱暴に言ってしまえば、それぞれの過去をセリフに混ぜてしまうのは余計だったと思う。(主にビーナスの台詞ですね) ラスト近辺のソーダがビーナスにやってくる時の回想シーン、 なんのセリフもなくてもソーダの追い詰められた笑顔が全てを語っているもの。
それにしても、ワイフがキレイ。中谷美紀ってこんなに色っぽかったっけ? すこし張った肩。すべるような肌の背中。口元のほくろ。 彼女は写真ではわりとこういう路線のものを撮っているけど、映像ではいつも中世的な光をだしてるよね。 今までずっと見てきた顔なのに、すごく色っぽく見えた。 ドクターとの殴り合いのシーン。振り上げた手を下ろすことをあきらめて、うずくまる。 そしてそのあとのサイを囲んで食事をするシーンの笑顔。 やっぱ好きだなぁ、この人の顔。(顔かよ。)
このサイを囲んでカウンターで食事をするシーンとサイの誕生日のケーキのシーン。 まるでホームドラマだな、と思った。確かにこれらのシーンでは彼らは家族だった。 ビーナスを中心にした息子・娘たち。 「俺たちは家族じゃないし」とチョナンは言ったけど、実は誰よりも家族のような絆を求めている者たちなんだよね。 きっと。
それぞれが現在の自分に行き詰まって、なんとか動こうともがき苦しんでている時 サイがボウイのピストルの暴発で怪我をするところでいきなりストーリーが加速していく。
ボウイが欲しかった強さはピストルでは得ることができない。 ガイはそれを知っているから、ボウイに苛立ってしまう。 ガイの過去は・・・一回目見たとき、全然関係の無い可奈子のことを思い出してしまった。 サイの母親は、「自分を殺して」とガイに頼んだ時、サイの事を考えなかったのだろうか。 そのときは母親ではなく、女だったんじゃないだろうか。 それとも、信頼しているガイだからこそ、サイを任すことができたのだろうか。
二回目に見たとき、サイが持っていた写真を見て、なんとなく納得できたような気がした。 もう 彼らは家族だったんだよね。 でもやっぱりサイは娘としてガイを簡単に許すことは出来ない。たとえ母親の望みでも。 それでもやっぱり家族だから、ガイの手を完全に振り払うことができない。 お互い素直になれなくて・・・ ただそばにいることしかできないガイ。アネモネを探すしかなかったサイ。 なんていじらしいんだろう・・・。
sorry, to be continued・・・
いかがでしたか? お気に召したら・・・
|