☆パワーの源☆
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| 2004年01月14日(水) |
僕と彼女と彼女の生きる道<2> |
やっと一歩前進したね。・・・と、まだ前進まではいってないか。 前だけ見て進んできた徹朗が、やっと凛を(そして可奈子を)振り返ることができたって感じかな。
徹朗の父親は典型的な昔の父親のタイプ。そしてやっぱり徹朗とコミュニケーションがとれていない感じ。 もちろん家族の形態なんてそれぞれだし、まさに“自分が普通”なんだけど、 徹朗は“自分の中の父親の形”をそのまま凛の父親としての自分に照らし合わせてきたのよね・・・
でもこればっかりはなぁ。 冷たい家庭に育った子はダメなのかっつーとそうでもないし、 愛があふれる家庭でもそれを窮屈に感じてしまう子供もいるわけだし。 結局は『環境+個々の想像力』なんだろうけれど。 徹朗の母親は3年前に他界したようだけど、どんな人だったんだろう。 徹朗の知らない“父親と母親の関係”がこれからわかってくるといいな。
そして可奈子もただの勝手な人じゃなくてよかった。 いや、やっぱり子供を置いていくのは許せないし自分勝手なのだけど、 可奈子の苦しみもちゃんと描かれていて、よかった。 「凛を愛していない」と口では言ったものの、 その裏には“愛することができたらどんなにいいか”ってのが隠れているように見えたから。 それは徹朗に対する感情でもあるんじゃないかな。・・・都合のいい解釈かしら。
ラストのハーモニカのシーン、ちょっとウルッときてしまった。 ああいうことの積み重ねが大切なんだよね。ただイベントの時に、空いてる“お父さん”の席に座るのではなくて。 あの距離感もいいわー。まだ隣りに座ることができない、あの距離。そのまま、二人の心の距離。 そんなにいきなり近づけない。凛ちゃんもいきなり「お父さーん」って、いけない。 また“ハーモニカ”ってのが泣かせるね。もしピアニカだったら・・・
振り向くと徹朗がピアニカをプピー♪ ・・・あかん、コントになってしまう(笑)。
やっぱり橋部さんの脚本は細かいところがすごいのよね。 可奈子がハッピーシールを貼っているシーン。 あの「私、なにやってんだろ。こんなところで」って風にいきなり現実の自分が見えてくる感じ。 最初に土手でゆらと凛が会うシーンで「早く帰らないと・・・」のあとがでてこないところ。(徹朗は心配してないからね。) ゆらが徹朗を責めるシーンでも、普通なら感情まかせに大声になっちゃうんだけど、凛に聞こえないように声をひそめて言ってる。 家庭教師でどこまで他人の家庭に介入するかのさじ加減が難しいって小雪さんのインタビューでもあったけど、 フツーならもっと“正義”を振り回してると思うんだ。 でもゆらは凛の気持ちを伝えてることで徹朗を導いている気がする。命令するのではなくて。
徹朗もいきなりいいお父さんになるんじゃなくて、自分の中の父親という部分を探して創っていってほしいな。 凛ちゃんと一緒にさ。
橋本さんのドラマでもう一ついいところ。それは捨てキャラがないところ。 マミが父を亡くしていることもなにか繋がっていくのかな。そして要はどんなキャラに?( ̄ー ̄)楽しみだわ☆
なんてことを書きながら、私は凛ちゃんがうらやましかったりも、する。 私も修正できるのかな・・・・。もうすっかり大人になってしまっているのだけれど。
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今日からしばらく パソコン修理のためお休みさせていただきます。m(_ _)m ついでにADSLにしちゃおう計画なのですが、ちょっと予定がたたないの。(泣)
いかがでしたか? お気に召したら・・・
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