☆パワーの源☆
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TEAM4の時、最後に書いたままほったらかしだった 私が子供の頃のことを書こうと思う。 ・・・いや、そんな暗い話じゃないですよ(汗)
私は4歳年上の姉との二人姉妹で、父と母との四人家族でした。 小さい頃から姉のあとばかり追いかけて、その割に喧嘩して。 わかりやすく言えば“ちびまる子ちゃん”みたいな感じですね。
で、なにが書きたかったかというと、 母は躾に手をだす人でした。 (父は家庭に興味がない人なので、そういうことはありませんでした。) 小さい頃から頭を叩かれたり、掃除機のパイプで殴られたり。
理由は・・・今となってはあまり思い出せないな。 確かに私がワルイコトをしたってのもあるんだろうけど 台所のお手伝いをしていて卵を誤って落として割った、とか その程度でも 物置に閉じ込められたり、締め出されたりということが何度もありました。 ある時は“口のききかたが気に入らない”とかいう理由でも。 最初は“なんで?”って悲しくてポロポロ泣いてばかりなんだけど そのうち“このままじっとしていれば許してもらえる”って思うようになって。 母の金切り声はとても苦痛だったけど、じっと耐えれば嵐は過ぎるのだと。
だから、こんなに大人になった今でも、隣りに座る人が急に腕をあげたりすると ビクッと身が縮こまってしまったりします。
こんな私に変化があったのは中学生の時でした。 つかみあいのケンカ(母が殴るのを私が押さえる、という形)になったとき、 「勝てるかも」と初めて思ったんです。 いつのまにか、この人をやっつける力を持ってしまったのだ、と。
でも、しなかった。母を殴ることはできなかった。 なぜ?それは簡単なこと。 TEAM4でもあったけど、 殴られたからこそ痛みを理解していたから。 そして母からは愛情をたくさんもらっていたから。
冬の寒い日にくっついて寝たこと。 夏の暑い日に遊んでいる広場までアイスを持ってきてくれたこと。 風邪で寝ている日に階下から聞こえる仕事を休んでくれた母の足音。 愛情という目に見えないものがずっと私の中に流れこんできている。
全ての犯罪者が愛情に飢えていたとは思わないけれど 抱きしめてくれる腕があれば、 抱きしめたいと思う人がいれば、 越えてはいけない線を踏みとどまることができたんじゃないだろうか。
・・・理想論ですけどね。
いかがでしたか? お気に召したら・・・
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