QP-Days
くづき



 エリザ3度目・・・

本日マチネに行ってきました。

どうしよう・・・すごく面白かった気がする。
7日にはあんなに文句を言っていたのに・・・舌の根も乾かない内にこんな事を
言っていていいんでしょうか(苦笑)。

全体の流れがかなりスムーズになったように感じました。
1幕の『ミルク』の前で「え!?もうミルクなの?早いっ!」と思ってしまった
位にサクサクと展開。2幕もスピード感が出てきた感じです。
あんなに気になったシシィ暗殺からラストまでのブツ切れ感もかなり解消(><。

そしてキャストさ〜ん!
シシィに可愛らしいところというか、ゆらぎや弱さが出てきたのがイイ感じ!
強さだけで押していたのが、トートに対しては間合いをはかるような距離感で
接しているのが好き。『私が踊る時』でのツンとした表情でいてもトートを
意識しまくってる雰囲気がかなりツボでした。
病院のシーンでシシィに孤独が感じられるようになっていて○。

山口トートはちょっと軽めのカッコつけトートでした。
「陽気な死神」ってほどではないけれど、人間達を手のひらで転がして遊ぶ
感じが素敵〜ッ!3度目にしてようやく「トートが素敵でした!」と終演後に
語りまくれる気分。
鈴木フランツは皇帝の威厳があるなぁ。最後まで崩れないところが彼のフラン
ツらしいなぁと思います。

お初のパクさんルドルフ。
浦井ルドルフとは随分タイプが違いますね。若さと情熱で走るような浦井ルド
に対して、すごくシリアスな感じ。思いつめちゃうタイプのルドルフでした。
真剣に帝国の事を考えて努力したんだけど結果的に失敗・・・みたいな感じが
可哀想だなぁ。最後にトートに銃を渡されて引き金を引く時に半泣き顔で微笑
むのが好きかも。ルドルフはトートに操られた訳ではなく、ちゃんと「自分の
意思で精一杯最後まで踊りました」って感じ。
気になっていた日本語歌詞は気にならない程度に自然。時々「おや?」と思う
けど彼が韓国の人だと知らなければ「ルドルフってちょっと訛りがあるよねー。
地方出身の新人さん?」と流せる位のものでした。
もう少し声が伸びるといいかなぁー。突き抜けるようなハイトーンは苦手な様子。
見た目は浦井ルドより年上風・・・かと思ったんですが、意外に雰囲気が少年
臭い感じがして見た目大人、中身は孤独な少年皇太子のまま、という印象。
ダンスシーンでかなり汗かいてました(^^;
最後の白シャツでは肌が透けていて妙にセクシー。

あ、ダンスの動きは私はパクさんの方が好みかも。
山口トートのブンブン振り回す動きに綺麗に反応してしてくれるように見えて
二人それぞれの動きが自然に見えたザンス。

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電飾はもう視線に入らない!入れない!
シシィ落下のシーンは随分手直しされたようでドアップ顔もないし、落下時の
ムービーは時間も短く途中でモノクロ(しかも白黒反転ネガ状態)になるので
かなりマシになりました。
他のシーンもちょっと色味や光り方が変わったのかなぁ?
単に慣れただけ?

セットも7日より少し広く感じたのはなんでだろう。塔同士の間隔が広くなっ
たのかな?そんなことない???

人間って慣れる生き物なのですね。

2004年03月19日(金)
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