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■ エリザベート団体観劇
本日はうちとsibuyaさんのサイトとの合同団体観劇1回目。 参加の皆様、お疲れ様でした!
My初日です!という参加者の方も多いので新エリザベートを楽しんでもらえる かちょっと心配。座席は1階の一番後ろの下手壁際付近という劇場の中でも一 番の隅っこでの観劇だったけど、この席って1幕ラストのシーンではシシィが 降りてくる階段が目の前に来る! これはトート好きには美味しい席位置だ〜。 夜会服のシシィを追って現れるトートが真正面!7日の観劇でここでの山口 トートの笑顔にフニャ〜ンとなっていたくづきにとってはまさにベストな席。 はい、堪能させていただきました。
2回目になるとあの電気公害は目に入らないものとして無視。舞台が狭苦しい のも我慢するし、1階席からだと棺桶台座もそれなりに高さがあったので「ま あいいか・・・」という気分。全体の間の悪さはきっとそれが小池さんの演出 なんだと!と自分に言い聞かせます。 なんかダメダメな観劇態度だなぁ・・・。
結婚式でのトート司教の言葉。
あれをどう聞くかで全体の意味が変わってくる気がします。 今回の演出だと花婿不在の誓いの言葉。シシィが誓ったものは何? 今まではあの言葉は自分よりもフランツを選んだシシィの選択への言葉だと 思っていました。この「愚かな選択」によって賽は投げられ、トートの力に よって帝国は崩壊する。「死」の愛の為に。
でも、今日はこの時にトートが訊ねたのはシシィにこれからの生き方そのもの への問いに聞こえてしまったのです。
「籠の中に自分から入る、それでも『全て己の意志で決めて生きていく』事を 誓うか?」 なんでこう聞こえてしまったのか自分でも良く分からない(^^; 今までそんなイメージさえ浮かんだことなかったんですよ。
対するシシィの返事はもちろん「はい」。
トートの笑い声は無邪気に自分との契約を結んだシシィへの嘲笑。すぐに誓い は破られ、自分の手の中に絶望と共に堕ちてくるはず・・・しかし、全ては計 画通りには行かないのでありました。
シシィが「自分」を通すことで帝国内部に歪みが生まれる。 彼女が動く事で守られ続けてきたモノにゆっくりと変化が始まる。 死の影と共に彼女は歩き続ける。
これってトートにとっては嬉しい誤算?それとも『私が踊る時』で彼が言うよ うに「世界はおれの思うままに動いていく」という事? 愛した人間が自分の代理人となって「死」と「不幸」をまき散らす。 しかも、自分の『意志』で。 踊っているの?踊らされているの?
あー、この視点で今回の「エリザベート」を観ることができたらくづきは結構 楽しめそうだなぁ、と思いました。うーん、変なスイッチが入ったかも。
詳しいレポはまた後で。
2004年03月13日(土)
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