あごあごしい日々 

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 +私はお節介な人なのだ+

「私はやくにさんの様に
ミハエルの事を吹っ切れません」

鈴鹿から帰ってから
頂くメールやWEBCLAPに、
こんな言葉を多く戴いています。

吹っ切る必要なんて無い。
諦め切れなきゃ泣いて泣いて泣いて
涙枯らす程ミハエルを想えばいい。

どちらかというと
私の態度の方が変だと申しますかι

ある程度の人に読まれてる
《シューマッハFanのサイト》として
この態度はどうよ?とも思いますι
もっと寂しがっても良いじゃん。
なんつーか、Fan失格?!?!! みたいな(苦笑)

私が結構サッパリと
ミハエルの事を諦めちゃってるのは
ミハエルの引退が幸せなモノと
信じて疑っていない辺りと

物心付いた頃からって勢いで
スポーツ見てるから、選手の引退に
慣れちゃってる所為もあるかな。
でも此処まで愛した人の
引退は初めてなんですけどね(´・ω・`)

その上ドロドロした怨嗟とか
そーゆー有様が嫌いですから(;´Д`)
ワタシ的にはミハエルの引退より
去年から巻き起こってる
KKと巨人の有様の方が辛くて見たくない!!
ゆー辺りが、何ともはやダメダメ(爆)

ドラフトの清原の表情を見て、
あー(泣) 桑田は清原の分も巨人で
頑張らなきゃいけないよぉぉ・゚・(ノД`)
とか、思ったモンなぁ@当時

で、キヨがFAで巨人に来た時
やっぱ良かったな・゚・(ノД`)思ったしな。
そんな2人も今やこの仕打ち_| ̄|○
それに比べればなんつーか
ミハエルさんは大変に幸せですよと(苦笑)

って、今逆算したら
「桑田は清原の分も巨人で」と思ってた
自分の年が、やたらガキンチョだ!!!!!!
キモイガキだな、自分つーか(;´Д`)
この辺の性格が変わってないっつーかιι
綺麗事で感動したがりなのですよ。

◆◆◆

でもな〜
私が完全に吹っ切れてるかと言えば
あんまりそう云う性格でも無いんですよ。
泣きは引きずるタイプです_| ̄|○

でも、何だかね…
私にとってはもう1回既に
大好きなドライバーの引退はあって。
そのドライバーって
ミカ・ハッキネンなのですけれど…。

その時のFan皆さんの心とか
想いとかを間近で見てましたからね。
心の中で、予行演習が
出来ていたのかも知れません…。

◆◆◆

それは2001年の出来事でした。
ミカ・ハッキネンの突然の休養宣言。

その時。
私が今年うちわを作った様に
ミカに想いを届けようと旗を作り
うちわを作り、立ち上がった人達がいる。

Operation M

私は旗の制作費をカンパしただけで
現地でご一緒したりとかは
しなかったのですけど。
(アゴヲタですし)

夕暮れて暗くなっていく鈴鹿のS2に
白くて水色の横断幕を持って
青色のルミカライトがキラキラ輝いてた。

あの時、みんなミカを待ってた。
ミカの名前を呼んで、待ってた。

その想いがあまりに綺麗でね〜
切なくてね〜

ああもう、神様っっ
この人達の想いが全部まるっと
ミカに伝わります様に!!!!
頼むよ頼むよ、山田池の神様・゚・(ノД`)

私はそんな思いを抱いて
2001年の鈴鹿を後にしました。

真っ暗になった空、
ピットガレージから漏れる明かり
青く輝くルミカライト…。

以後、この光景が目に焼き付いて
頭から離れなかったりしました。

あの時のミカは、
F1の煩わしさに背を向けていて
ちょっと後ろ向いていた時期だったから
結局、ミカは挨拶とかはせずに
皆さんの前から去っていってしまった。

そして1年の休養は
F1ドライバーとして永遠の別れになった。

私はそれ以来
何人ものミカヲタから
【あの時、お別れの挨拶を
させて貰えなかった】と言われて
ちょっと切なくなったりしてました。

そしてミハエルの引退が決まって。

ミハエルは「さようなら」を
鈴鹿で言わせてくれるんですね。
らしいなって言うか…
ミハエルFanがちょっと羨ましいです。
そんな事を言われたりしました。

その時は私達の想いも届くかなんて
全く解りゃあしなかったんですが。
そう云われるとな〜
何か申し訳なくってね・゚・(ノД`)

あの時のあの光景、
ミカを呼ぶ声が蘇ってきて。

私たちはあそこまで清らかに
純粋にミハエルを送り出せるのか?!?!!
なんて考えてきたんだけれども。

そんな時、Numberを読みました。

会社帰りに本屋に寄って
鈴鹿へ旅立つ夜行バスに乗る直前に
私はNumberを読んだのです。

そして号泣。
本当に泣いた、わんわん泣いた。
で、知り合いのミカヲタに凸メール

「お前今すぐNumberを読め」
「買ってないなら必ず買え」
「内容は聞くな、俺は教えん」
「俺じゃなくミカの言葉で読め」

と、散々圧迫して
乗り込んだ夜行バスの中でも
起きてる時は一晩中泣いてました。

だった一言なんだけどね。

「鈴鹿でFanにさようならを
言えなかったのが、僕の心残り」
by ミカ・ハッキネン

・゚・(ノД`)・゚・

なんだよーーーーーー
あの日グラスタでミカを待ってた
あの時の人達の気持ちは
ミカにちゃんと届いてるじゃんかよー!!!!!

おまいら相思相愛だったんじゃないか!!!!!
うわぁぁぁぁぁぁぁん・゚・(ノД`)

良かったな、本当に良かった。
あの時私が見ていた名も知らぬ人達。
そのみんなに心から祝福を送りたい!!!!!
そしてミカにもありがとう。
貴方はやっぱり、素晴らしいドライバーだ!!

なーんてな(;´Д`)
もう1週間もミカの言葉反芻して
ボロボロ泣いてる、俺キモイってばよっ。
(この日記も泣きながら打ってる)

んでまあ(;´Д`)
泣きながら鈴鹿に着いて
ミハエルの最後を見送って来て。

アロンソの変なガッツポーズを
ゲラゲラ笑って帰ってきた
私は負け組って気がしますです_| ̄|○

美しいモノになり損ねた云うか…
アゴヲタとミカヲタのキャラの差だなι

◆◆◆

でもさ(`・ω・´)

やはり私は思うんだ。
ドライバーを思う気持ちは皆一緒。

私たちがミハエルを想う様に
ミカを他ドラをアロンソを想う人が居る。
その気持ちが有れば、分かり合える。
辛い時も嬉しい時もな…。

そんな思いを強くした
2006年鈴鹿でも有りましたよ。



2006年10月12日(木)
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