三谷幸喜の原作・脚本の「笑の大学」を英語版にアレンジし、 「The Last Laugh」としてイギリス国内で公演している。
その来日公演をPARCO劇場に観に行った。 もちろんイギリス公演のオリジナルカンパニーなので、 セリフは全部英語。やっぱりこれが致命傷になった。 一応、字幕が舞台の両端に表示されるが、まあまあ前の席だったので 字幕に目を移すと舞台が視界から外れる(苦笑) 字幕もある程度、簡約なのでリスニングに集中してしまう。 しかし聞き取れないので話が完全に分からない、 なぁんて言う負のスパイラル(>_<)
とは言え、役者も有名どころで演技力は素晴らしく 舞台のコストパフォーマンスとしては十分満足した。
本作品は、舞台版と映画版をWOWOWで見たが、 その二つを足して、イギリス風味を加えた感じ。 特に印象的だったのは、映画版にあった光の演出を加えていたこと。 イギリス風味で良かったと思ったのは、 ヘンリー5世とジュリエットにして、その配役に団長と恋人にしていたこと。 逆に残念だったのは、物語の核心である 『国のために検閲し不許可にしている』と言う点が 『検閲官個人の意思で不許可にしている』と言う事になっていたこと。 このことで、検閲する意味、徴兵の意味、台本のプレゼントの重みが 変わってくる。
WOWOWで三谷幸喜が話していた浪花節がなくなっているとは このことだったのだろう。
次のイギリス公演は演劇のメッカ、ウエストエンドらしい。 昔、ウエストエンドでレ・ミゼラブルを観た時は爆睡してしまったが、 今回もちょっと寝てしまった。。。リベンジならず(自爆)
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