あっきーの日記

2007年07月14日(土)  笑の大学

三谷幸喜の原作・脚本の「笑の大学」を英語版にアレンジし、
「The Last Laugh」としてイギリス国内で公演している。

その来日公演をPARCO劇場に観に行った。
もちろんイギリス公演のオリジナルカンパニーなので、
セリフは全部英語。やっぱりこれが致命傷になった。
一応、字幕が舞台の両端に表示されるが、まあまあ前の席だったので
字幕に目を移すと舞台が視界から外れる(苦笑)
字幕もある程度、簡約なのでリスニングに集中してしまう。
しかし聞き取れないので話が完全に分からない、
なぁんて言う負のスパイラル(>_<)

とは言え、役者も有名どころで演技力は素晴らしく
舞台のコストパフォーマンスとしては十分満足した。

本作品は、舞台版と映画版をWOWOWで見たが、
その二つを足して、イギリス風味を加えた感じ。
特に印象的だったのは、映画版にあった光の演出を加えていたこと。
イギリス風味で良かったと思ったのは、
ヘンリー5世とジュリエットにして、その配役に団長と恋人にしていたこと。
逆に残念だったのは、物語の核心である
『国のために検閲し不許可にしている』と言う点が
『検閲官個人の意思で不許可にしている』と言う事になっていたこと。
このことで、検閲する意味、徴兵の意味、台本のプレゼントの重みが
変わってくる。

WOWOWで三谷幸喜が話していた浪花節がなくなっているとは
このことだったのだろう。

次のイギリス公演は演劇のメッカ、ウエストエンドらしい。
昔、ウエストエンドでレ・ミゼラブルを観た時は爆睡してしまったが、
今回もちょっと寝てしまった。。。リベンジならず(自爆)


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