美味しい中華料理に適切なワイン。 これ程贅沢な食事はない。
「フルーツ入り春巻き」と「Ch.Talbot Caillou Blanc 2004」の 組み合わせが特に素晴らしかった。 最初にワインを一口飲むとすっきりした味わいで 自己主張の控えめなおとなしいワインだったが、 春巻きの甘さが華やかに白ワインを着飾った。
「Ch.Talbot 2004」も初めて飲んだが、 CSが60%以上にも関わらず、今飲んでも十分に味わえた。 このヴィンテージだからだろうか。 英仏100年戦争のイギリス人将軍の名前を冠するワインで (なんでフランスで敵国の軍人の名前を取ったのか不思議だったが ネットで調べてみると、百年戦争時代ボルドーはイギリス領で 英語読みでトールボットという名前だったようだ。 カスティヨンの戦いでトールボット将軍は戦死してイギリスは ボルドーの地を失った。とあったが、どこまで本当やら)、 重厚な佇まいで落ち着いた味わいだった。
「鶏肉と茄子の甜麺醤炒め」の茄子の味付けも抜群だった。 「香港麺」のダシは鶏がらではなくて、蟹や魚介類を中心だったため、 独特な味わいを楽しめた。
税込みで7,350円だったが、値段以上の価値を感じた。
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