千葉市美術館に『広重土曜寄席』なるものを催していたため、 行ってきた。 それにしても、JR千葉駅は5年ぶり二回目。 その時はぷーに会いに行ったんだけど、 なんとなくその時のことを思い出して、懐かしくはあったけど 物悲しさはなかった。まあ、そんなもんだろうな。
さて、本題に戻り。 これは、千葉市美術館で広重の展示のついでに NHKが寄席を企画したもの。
前座で、三遊亭かっ好が豆屋の噺をした。 若干緊張していたような感じがしたし、 なぜか社会人的な雰囲気をもっているなぁって思っていたら 後で調べたら、社会人を経験しているようだった。 だから何ってこともないけど、 まだ噺家って雰囲気を持っていない感じがしたってこと。
で、一時間で二人なので真打の三遊亭鳳楽が結構長く話した。 やっぱり前座とは違う。もちろん雰囲気もw かご屋の噺はフルバージョンで、他の小噺にしても、 さすがに聞き応えがあった。
さて、広重の絵は、東海道五十三次と木曽街道六十九次が 一堂に会してのものだった。 絵的には一般庶民向けで格式というものはさすがにないが、 面白い構図ばかり。 今年見た、プラド美術館やピカソにはこんなものはなかった。 その中でも、一際存在感を放つ「洗馬」は一見の価値あり。 大きな柳の向うに月が輝き、手前に船と筏が漂う構図。
また、共同展示の中に杉田玄白の「解体新書」もあった。 けっこう感激もの。
かなり見応えがあるので、もっと大々的に宣伝してもいいのに。
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