月の夜のつぶやき

2013年08月29日(木) 重いよ

父から、以前父自身が非常識と言っていた時間に電話。
父からだから尚更、緊急の電話かと思ってしまったが、
結論から言うと、「会いたいから来てくれ」だった。
両親揃って、本拠であるところの家に戻ってきていた。
両親は今、そもそもの家を空き家にして、
別の場所に期間限定で住んでいる。
父の仕事の都合である。

たしかに、前回会ってから約1年になる。
しかし、たった1年くらいでそんなことを言ってくるとは。
これまでも、親が重いな、と思うことはあった。
車で気軽に行かれない距離に両親が住むようになり、
「会えないなぁ」と言っているのは知っていた。
でもね、それって夫の実家の状況と全く一緒なんだよね。

以前と何が違うかというと、
それは自分に実家に週末に比較的気楽に移動できたから、
夫の方に帰省した後には、私の方にも行くようにしていただけ。
そして、連休があると1度は連泊しに行っていた。
いつも週末だけだと、ゆったり過ごせないから。
私としては夫の実家に毎回長期休暇を使うことになるから、
そこは連休を使うことでバランスをとろうとしていた。

当然のように「長期休暇に夫の実家に来る」ような扱いになり、
その他にも理由はあって私が反発を始め、
夫の実家にも行かない休暇も増えた。
私の実家にも、なんだか行かないままで終わることもあった。
でも、それでやっと、私たちは自分たちの本拠でゆったりできた。
それぞれの親のためにバタバタと過ごすだけではなくて、
ゆっくりと、あるいはだらだらと過ごす時間。
こうしたかったんだよね、と実感もした。

こちらは結婚して離れたと思っている。
離れて暮らす以上、仕方ないと思っているところもある。
でも、親は違うんだよね、多分。
あちらは淋しさが増してきているということだろうか。

今、私は自分の課題と向き合っている。
親の希望をアタフタと実現することをやめたいと思っている。
だから、そういう時期だからこそ、
今回の父の電話は重かった。

自分に会いたくて電話をくれる人がいるのは、
本当にありがたいことだと思うのだけれど、
いつもいつも私たちが住む町を素通りして行くばかりで、
そしてこうして突発的に自分に時間ができたから、って
台風が接近している時期ではあるんだけれど、といいながら
出来たら夫婦揃って週末に来てくれないかなぁ、とは。。。

相変わらず、私の発想も病んでいるなぁと思う。
夫は私よりも優しくて、なんとか移動できないか?と
検討してくれている模様。
電車よりも車で行った方が融通が利く、と今朝言っていた。

夫には、これまでの私のような実害はない。
義理の親にあたるし、気遣ってくれるのだろう。
私の親の少々精神的に弱いところを知ってくれている。
ストレスと淋しさから、あんな電話をかけてしまったのだ、と。

「そんなにへたってるの?」

という夫の言葉。
たしかに、あんな電話を朝掛けてくるほどに
へたっているということなんだろうと思う。

でもね〜〜〜〜〜
それって「来い」ってことでしょ?と思う娘。
週末ダメなら、お前だけでも来い、ってね。
お願いという形の強制は、これまでも多くて、
だからこんな反応になるんだろうな。

といいながら、私も台風の予報円とにらめっこしている。


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