月の夜のつぶやき

2013年03月01日(金) 全ては自分の選択、責任

その感情は、すべてあなたが選んだ結果なんですよ。

かつてそうカウンセリングで言われた。

最近、好きな本の中にも同じ言葉を見つけた。

怒るとか、悲しむとか、そういうこと全て
あなた自身が選択したことなのです、と。

ただ単に、ある出来事が目の前で起こった。
そして、それに対してあなたがある感情を選んだ。
別の感情を選ぶことだって可能だった。



なんとなく分かる。
これまでは、嫌なことがあったら、
それをしてきた相手に対して怒るのは
正当な権利だと思っていたところがある。
反撃していいのだ、と。

その正当な権利を行使せず(できず)、
反撃せずに泣き寝入りしてきたのが私。

そうだとしても、
実は怒らない選択も、
反撃なんかしなくても心の平穏は保てる方法もある。
自分が揺るがない限り。


でも、戸惑う。
でも、やはり分からない。

嫌なことがあったら、怒るやん!と思う。
そんなことする相手のこと、好きになれんやん!と。

怒らなくてもいい。
淡々と流してもいい。
別に、その人のことを好きにならなくてもいい。
遠く遠く距離をとったっていい。
関わりたいと思えない限り、
可能なだけ希薄な関係でいてもいい。


まだ本当の意味ではわかっていない。
分かりかけているだけだ。

どちらにしても、
あなたの感情は、全てあなたの責任です、という
ちょっと冷たいような言葉の意味は、
少し実感できる。

そうしたいからそうしただけ。
私は怒りたかったし、悲しくなりたかった。
だからそうした。


でも、この先、どう進んでいくのか、まだ見えない。
究極的には、なにがあっても動じない平穏さを手に入れたい、
ということになるのだろうか。

めったに怒ることがなかった祖父のことを思い出す。
淡々と受け止め続けていたのだろうか。


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