進路の季節


 過去 : 未来 : メール 2006年11月07日(火)


そろそろ中学3年生は「進路」についてはっきりとした方向性を見出さなければならない。


11月半ばには親と生徒との3者面談もあるのだが、他県ではどうだろうか?



ダーリンは担任はないが、進路指導担当として3年のクラス担任にいろいろ指示をする。
初めて3年担任をもった先生に対しては細かいところからどうのように進路指導をしていくか教える。



今日夕飯を食べてるときに、同じ歳くらいのまぁベテランの先生のことで



「ちょっとあの先生は気になること言ったんだよ・・・。」
と話し出した。



その先生は

「私立単願で10人決まれば楽なんだよなぁ。10人、10人。」





楽?


誰が?


確かに早くに生徒の進路が決まれば担任は「楽」だ。
生徒も早く決まれば「楽」だ。


でも、「楽」になるために進路を決めてはいけない。


例えばオール2の生徒がいる。
そういう子にどんな進路指導をするか。




その先生は早く確実に合格するであろう「私立単願」を提案する。
生徒もそれで合格するなら・・・とその選択をする。
それは本当にシンプルな指導でとても早い。




ダーリンはそんな指導は進路指導じゃないと主張する。

オール2の子がいたとする。

選択肢を示す。

1.私立単願。でもその私立は入学すると勉強がとても大変ということを説明する。

(ちなみにここの地区は私立は一校だけしかない・・・。)




2.公立単願。この成績では併願で私立は受けられないが公立にかけてみる。もしダメだった場合は定時制などを考える。


生徒は自分はどっちを選ぶべきか迷うだろう。
確実に1を取った方が「楽」ではある。
でも入学後の勉強の厳しさをも枠に入れて考えなければならない。
果たして自分はそういう学校で続けていくことができるだろうか?



それを考えながら自分をみつめ進路を考えさせるべきだ


最終的に1の選択をするのか、2の選択をするのかは生徒の判断だ。




と思うんだよねぇ〜とビールを飲みながら言っていた。


少し怒っているようにもみえた。






もし高校受験に失敗し、後から定時制などの高校の手続きをしなければならないのは「楽じゃない」かもしれない。


でもそれって教師の仕事やん。


生徒の身になってしっかり「進路」に関わって欲しいと思う。


「楽だから」という言葉にダーリンはとても引っかかったようだ。











そんな話をしていたら夜遅くに電話があった。



久しぶりの高校時代の同級生だ。









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日本中の受験生はこれから勉強に拍車がかかるね。





そして自分に向き合う大事な時期に突入だ!







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