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英語検定 |
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| 過去 : 未来 : メール | 2006年09月20日(水) | ||
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私が始めて英検を受けたのは中学2年だった。 当時は管理教育全盛期。 しかも英語科の先生はめっちゃ怖くて、みんなで強制的に英検を受けるのが当たり前だった。 宿題の量も公立中学校なのに半端じゃなくて、そのお陰なのか、ほぼ全員の子が中2で4級は合格していた。 最近はいろいろ出題傾向なども変わってか、4級は二年生終了程度の文法から出題されているようだ。 今でも英検は各中学校を「準会場」として開催される。 (ちなみに書店やネットで申し込みをして受験するのは「本会場」である。) これは教員業務以外のことで休みのときにそのために学校にきたり、勤務時間の5時以降に英検を行ったりする。 でも受験のお知らせや手続き、お金の受け取りなどはもちろん勤務時間内に行う。 受験者にとってのメリットは受験料が200円安いということと、受験会場が近いということだ。 そして主催者には受験人数によって弁当代くらいのお金が入ってくる。 考え方としては、受験場所の提供と試験監督に対するお金というべきか。 今までは私達はそのお金を弁当代にしないで英検の問題集を購入し、生徒に還元している。 今回私達のような全校で100人満たない学校でも26人の生徒が受験申し込みをした。 最近は英検だけでなく、漢字検定や理科検定(?)のようなものもあるようだが、それらもすべて同じ仕組みだと思う。 その仕組みについてうちの英語の先生は「待った」をかけるようだ。 「来年はもう英検は断る。」 「地域から何を言われようが断る。」 え? これだけの生徒が必要としているんだからいいじゃん。 来年受けようと思ってる子はガックリじゃん? その先生は一部の業者の試験に公的な機関がこうも働きかけてもいいのか?という疑問があるようだ。 しかもいくらかのお金が入ることも気に入らないようだ。 学校でやらなければその道が絶たれるということではなく、「本会場」で受けるだけのことではあるんだけど。。。 何か身近に目標があることで日頃の英語学習にも身が入れば良いと思うのだが彼にとってはそうではないらしい。 でも本当のところ、英語科の先生がたった一人しかいないうちの学校で、またやらなくてはならない仕事が増えるのが負担なのかもしれないと密かに思っている。 今年は彼に変わって私がお知らせから集金、申し込みまでやっているが、来年度は私は異動になる<予定>なので本当にやらなくなるかも。 |
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