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出資金 |
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| 過去 : 未来 : メール | 2006年04月06日(木) | ||
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今日は中学校の入学式だ。 黒の礼服で出席するように言われている。 私は昼から式だけ出席すればいいが、ダーリンはもちろんいつもどおり朝から出勤。 が、服装は黒でなくて良いということらしい。 教育長が 「学校は卒業式、入学式を大事にしないかん。」 と言われたことで服装もきちんと礼服にする学校が多くなる中、今年大学を卒業し、先生になったばかりの人の中には礼服を持っていない子もいるようだ。 私は社会人になったのだからそのくらいは用意するべきだと思った。 ダーリンは 「これから稼ぐのにお金がないんじゃないの。」 って言うけど、ほとんどの社会人は車に乗っている。 そう思うと一着のスーツくらい買えるんじゃないかと思うのだけど。 そんなことを言ったらダーリンがこんな話をした。 去年度、彼のクラスにいた子が定時性高校に入学することが決まった。 昼間は市内の料亭旅館で働くのだ。 その子は家庭の事情もあり、中学校ではなかなか学校に来ることが難しかったが卒業式には出席し新しい春を迎える。 そして早速その入学式の説明を受ける。 彼女は 「式はどんな服を着るのですか?」 と定時制高校の先生に質問した。 「スーツを着てきてください。」 彼女は困って中学校に電話をしてきた。 「私、スーツなんて持ってないし買えないしどうしたらいい・・・・」 学校側は彼女がスーツなど買える状態の家ではないことは把握している。 昼間働きながら夜の学校に行くということはそういうことも起因している。 校長先生は激怒。 「中学校を卒業したばかりでまだお金もない子どもにスーツを着てこいということはどういうことだ!」 結局学校の職員が貸してあげることになったようだ。 この二つの話は同じことだろうか? 私は違う気がする。 |
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