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外弁慶 |
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| 過去 : 未来 : メール | 2006年03月05日(日) | ||
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小学校二年生のカホのクラスにはまるで野生児の元気な子がいる。 虫取り、木登り大好き! 帰りの頃には服は上下真っ黒。 服はもうボロボロに破れても平気。 寒くても、暑くても裸足で外を歩く。 決して貧乏な家ではない。 「性教育」の授業参観ではもちろん皆がいつもとは違う授業内容ということもありソワソワするがその中でも一、二を競う騒がしさ。 「男の人と女の人って何が違うのかな?」の質問に 「女はケツがでかい。でかい。ゲラゲラゲラ。」 椅子をカタカタならし、笑いながらそう応えるその子に 「楽しく授業を受けるのはいいけれどふざけちゃだめだよ。」 そう言われても変わることはない。 お母さんが参観日に来ていなかったから余計にそういう態度に出たのかもしれないが。 そんな 女の子^^; この間の土曜教室にその子がおじいちゃんと一緒に参加していた。 「ペットボトルを飛ばそう」という教室でペットボトルでロケットを作り飛ばすのだ。 同じテーブルに私たちはついた。 はさみ、カッターなどを使うのでちょっと心配だった。 しかしその心配をよそにそのおじいちゃんに驚いた。 「ちゃんと話を聞かんか!」 「これをしっかり読んでからやれ!」 「何でしっかり見とらんのや!」 とにかく口うるさい。 そのうち 「おじいちゃんはもう手伝わない!」 と言って離れてしまったがそれでもあ〜でもないこ〜でもないと言い続けていた。 驚いたのはいつもあんなに元気なその子がやたらおとなしく言うことを聞く。 せっかくペットボトルにいろんな色のビニールテープを貼って綺麗に飾ったのに 「そんなに貼ったら重くて飛ばない。」 と言われ黙って剥がしていたり。 他の子はいろいろ工夫して自分らしいペットボトルロケットを作っているのに・・・・。 みんなが作り終わってみんなで外に出てそのロケットを飛ばすことに。 それが本当に飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ!! 驚くほどに飛んでいった。 噴射機が4機しかなかったので36人の子ども達はそれぞれ並んで飛ばすのだが一人4回くらいは飛ばせた。 が その女の子は一回飛ばしただけでおじいちゃんに連れられて帰っていった。 何か用事があったかもしれない。 いつもは元気なその女の子がとても寂しそうに見えた。 家に帰ってから子ども達も 「○○ちゃんのおじいちゃんいろいろ言いすぎだよねぇ。」 「おじいちゃん、おばあちゃんは心配症なんだね。」 まさしく子ども達のいう通り。(笑 私はあのおじいちゃんにも何か事情があったのかもしれないし、ピンポイントでその様子だけ見て判断してはいけないのはわかっている。 |
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