雪解け


 過去 : 未来 : メール 2006年01月15日(日)


雨が降ったおかげで大変なことになっています。

国道や市内の主要道路は大きな雪よけブルによってピッカピカに綺麗になっています。
夜中に通行止めをして道路の固まった氷を割り通行に不便のないようになっています。

夜中は近隣の住民は騒音で眠れないらしいけど・・・

しかし、うちのように辺鄙な道路はなかなか雪かきに来てくれないので、住民で力を合わせて道路の雪を何とかしなくてはならない。

でも本当のところ、我が家の屋根から駐車場からの雪かきで精一杯でまた道路まで・・・となると気が遠くなってしまう。



今までの雪で道路は圧縮された雪が10センチはある。

場所によってはもっとあるように見える。

いつもより高い位置を車も人も通っているというわけだ。

それがこの雨のお陰でぐちゃぐちゃと溶け出した。
しかしその水が行くところがない。
車はそこを通りワダチができる。
みんなそのワダチにそって走るのだがゆっくり走ってもまっすぐに走れない。
普通にすごくゆっくり運転しているのに車が真横を向いてしまうことだってあるのだ。

午前中はまだそれでも良かった。
しかし午後になって道路に立ち往生するする車が増えてきた。

その日は友だちが4時に来ることになっていたので電話した。

「道路がひどいから来ないほうがいいかもよ。」


「大丈夫だと思う。気をつけて行くわ。」



彼女は町の方に住んでいるのでこちらのこのひどい現状を知らないのか、それとも生まれがこの地方なのでこんな雪道は平気なのかどっちかだろうと思っていた。





やっぱり4時少し過ぎたところで電話。


「近くまで来たのだけどはまってしまって動かない。」



スコップを持って駆けつけた。

余裕ですれ違いできる道路だが積雪やよけた雪ですれ違いができなくなっているため彼女の車の後ろに3台ほどつながり、しかもみんな雨の中、救出作業に加わっていた。

彼女の車はFFの軽だった。
ワダチにそって走っていたらそのまま腹が雪につかえてしまった。
結局、他の車に引っ張ってもらって出たが、またすぐに腹がつかえた。
その過程でバンパーも割れてしまった。


そうしているうちにどんどんいろんな車がはまって動けなくなった。

まず初めにはまるのがFFの軽。
その次にFFの普通車。
4輪駆動でも軽は腹がつかえて動けなくなっていた。
私はその日、一切運転しなかったから大丈夫だった。
ちなみに私の車は4輪駆動の軽だ。

で、結局そこに雨の中スコップを持って6時まで救出作業。
久しぶりにミッションの車の運転もした。
もちろん見知らぬ人の車だ。
手はかじかんで携帯で電話することもできなかった。

誰かが市に電話したのか大きな雪かきブルが二台来て雪をかいた。
その間、何十台の車が動くこともできずじっと待つ。
その中でまだはまって動けない車をかき出す。
もう大変なことになってしまった。

途中から救出に加わったダーリンと家に帰ったら6時半で子どもたちはテレビを見ていた。

着替えたら下着まで雨に濡れていた。

気がついたら手は豆だらけだし。

後になって泣きそうになった(笑




で、夕飯はラーメン。


本当に今年の雪は大変だけど、命があるだけいいのかな。。。







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その後、ダーリンの実家から電話。

「ぜんざい食べにおいで〜。」




それどころじゃないんです!!

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