物を大切に。


 過去 : 未来 : メール 2005年11月05日(土)


カホはすでに二個のたまごっちを失くすという本当にだらしないというか、情けないというか、失くし物、忘れ物名人さんです。

そういう自分自身が嫌だと言って泣く事もあるけれど、すぐに同じ事をする。



「この子は物を大事にしない子だ。」と思っていたがそうでもないのかな・・・とも思うことが。





それは「お古」。



服だってお下がりだって喜ぶし、

ピアノももらい物で大満足。

パンツはミホのを穿く時ある(ぉぃ

そして何と言っても三輪車から始まって自転車はいっつもお古だ。

ミホはおととしに自分のお年玉で新しい自転車を買った。
だから余計に大切なのか雪のシーズンの前には磨いて二階の子ども部屋に片付けている。

カホは去年もう15歳になっている子が小さい頃に使っていた錆だらけの自転車をもらっって喜んでいる。

自転車屋さんに持っていってベルやブレーキを直してもらい錆を磨き、ピカピカにはならないが、それがカホの自慢の自転車だ。



土曜日は天気がよかったので子どもたちは自転車で私は駆け足で(汗)、2時間ほど街へ出たり、紅葉を見たりした。

途中で古めかしい自転車屋さんのおじいさんに空気を入れてもらったら

「軽くなったよ♪」

と大喜び。


私も息を切らしながら走る。


途中で外人さんに道を聞かれ全く違う所を教えてしまったというハプニングもあったり(ゴメン

紅葉の葉をお留守だったお祖母ちゃんの家の玄関の鍵穴に差し込んだり

いつもは車で通り過ぎる公園で遊んだりと充実した時間だった。



まだ子どもだけで自転車の遠出をさせてないのでミホもカホもうれしくってたまらない様子。


でもそんなカホのことを

「かわいそうに。お古ばっかりで。」

とお義母さんは言った。

「今度買ってあげようかねぇ。」








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もちろん親切で言ってくれるお義母さんには感謝する。


でもそう答えたカホが誇らしかった。


あの汚い自転車を直してくれたあのおじいさんのことも思い出してたかな?




やっぱり子どもって周りの大人が育てるものだよね。

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