Gift -spiritual song- 
Bordeaux Snow



 もっと根源的なところで・・・

 ルーマニアシンガーの家で、長話をした。


 最近、ここエンピツに書く時間が長かったり

 「サボってる」みたいな感覚で自分を責めてしまうけど・・・、


 昨日 ふたりで話をしてて、

 「今は、音楽の技術をあげる努力をするよりも、

 この時間の方が 大事だ」 と確信した。
 

 彼女は日々「ジョイスマイヤー」という人の教えを動画配信で聞いてる。


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 種の話。

 
 今 私も彼女も、混沌とした状態。

 日々、重い鉛を 胸の奥に抱えている。
 
 人生の様々なことに

 「たがやす → 種をまく → 育てて待つ → 実がなり、食べる」

 そういう4工程がある って。

 「たがやす」のは 本当に大変。
 
 小石や、みみずや、雪降る前に埋められたゴミとかで いっぱい。

 見たくないものを 掘り起こして見なければならない。

 やっと土壌が整ったら、種をまく。
 
 これは ちょっと楽しい作業かな?

 そして、育てて待つ。

 待つのは先が見えなくて苦しい。ちゃんと実がなるのかな・・。

 気長に待った後には、実がなる。

 それを取って、頂く。「Take Fruits」って表現をしてた。


 例えば、仕事のこと。

 例えば、お金のこと。

 例えば、恋人のこと。

 例えば、家族のこと。

 例えば、友人のこと。

 etc....


 それぞれが、その作業工程のどこかに属する。

 私の場合は たぶん

 仕事は 種は沢山まいて、待ってる状態。

 お金は ようやくたがやし始めた位かな。

 恋人は ちょっとなった実を食べ過ぎて根元がぐらついて来たので、肥料やたがやしが必要。

 友人は ようやくほんの少し実がなり、味わっているカンジ。

 
 待ってる時は気を落ち着けて・・・。

 これからどんどん育つから。
 
 
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 最近、また

 「仕事で成功しなければ、価値がない」

 みたいな切迫感にかられていた。

 師匠を超える、とか オリコン1位取る、とか・・・。

 
 「SNOW(←私)、それは 幸せじゃないよ、

  リッチな人は、物がなくても幸せな人です。」


 その通りなの。もちろんだよ。

 木や花や空を見て、シンプルに嬉しい。幸せ・・・。

 もちろん 私のルートはそうなんだ。


 だけど、それだけではいけない、って 
 
 日々 人と関わっていく中で、刷り込まれてるんだ どこかで。

 
 優れたものを 生み出せる人間にならないと 価値がない。
  
 そのためには、他人を犠牲にしてでも。

 奪う、勝つ、得る が基本。


 ビッグカメラでプラズマディスプレイ販売をする生徒さんが言ってた。

 とにかく、日々 売る。

 興味がなさそうでも、強引に声をかけて、

 「デジタル放送普及する前の今がお買い得なんですよ」とか

 事実と違うことを言って 騙して売る。

 相手がお金がなくて生活がキツくなろうと、売る。


 大人社会は、過剰な「便利」のために、人から「吸い取る」。

 子供社会は、過剰な「勝つ」のために、「他人を思いやる」を忘れてる。


 化粧品もありすぎ。

 やれ保湿クリーム、美白クリーム、目じり用、ナイトクリーム、にきび用、

 「必要」という言葉で うまく人を洗脳して 売る。

 本当は 葉っぱか 泥か ヨーグルトか 酢かなんか  

 その辺にあるもので 何とかなる事じゃないか。

 
 そもそも、そこまで 過敏に 肌を綺麗にするのは何のため?

 きっと、人に勝つため。賞賛を得るため。

 オンナとしての価値を得るため。

 いい男を得るため。


 いい男ってどういうの?

 ステイタスのある仕事をしてて お金があって カッコいい人。

 
 そういう人は 肌綺麗にしててブランドやプレタポルテで身を包み、

 優雅な振る舞いでよく気がついて料理が出来て・・・

 そういう人を いい女として選ぶ。

 一旦恋人として得て、例えば結婚して

 その女性が 老いて来たり 装いが貧相になって来たら 浮気するだろう。 
 
 アガペの愛、と、エロスの愛、があって

 エロスの愛 で この日本は満ちている。
 
 
 芸能派遣会社社長、マネージャー、ルーマニアシンガー、私

 4人で車で地方巡業の時。

 高速から見る、海に落ちてく夕陽が めちゃくちゃ綺麗だった。

 私やシンガーは ものすごい感動。幸せを感じる風景で。

 社長は「あら綺麗ね、こういうところに○○社長連れてこようかしら」

 マネージャーは関係なく資料に目を通してる。

 え・・・ この、神様からの恵み以上にこの人達は

 何を大事にしてるんだろう・・・。



 アメリカのファーストフードでは最近

 同じ値段で2倍サイズのハンバーガーを食べられる。
 
 肉や具材があまってて、捨てなくてすむようにそうしてるらしい。

 そして肥満が増え、肥満による死亡率が増えている。 

 このお金や物を ほんの少しアフリカや飢餓の国にはいかない?

 
 
 日本・・・。

 物やお金やステイタスを 得る事のみに心奪われて、

 他人を思いやる心を忘れて、
 
 鬱病とか心の病気の人が増えて、

 結局 幸せになってない。


 もう少し「だけ」、便利から 不便に 

 後退する勇気を持っていいんじゃないか。

 突然 はだか電球に汲み取り式トイレにしようって言ってるんじゃない。

 あふれかえる服やコスメや雑貨や家電や・・・

 もう少し「だけ」 得るじゃなくて 

 少なくていいから 「味わう」 だけで いいんじゃないか。

 沢山得ることが 勝つこと、と思うの、もうやめないか・・・。

 
 
 今の日本人は 昔より よほど忙しいという。

 その大半が、お金やステイタスを「得る」ため、「勝つ」ための時間。

 そのために、自然の恵みを、人の心を、踏みにじるのが基本スタイル。

 

 絶対、 破綻してる!!



 同じこと 感じて 心痛めてるのに、

 この資本主義の渦に飲み込まれてて

 もがいてどうしようもない人達が

 心の病気にかかったりする。

 きっと、ちゃんと 真実を 感じ取れてる人も多いのに

 弱者として それらの言葉が 勝つ人々の言葉に かき消されてしまうんだ。

 

 「えらい」が ナンボのもんだ。

 「お金もち」が ナンボのもんだ。


 私は 地方の安いアパートに住んでて チャリ乗って 生活費ギリギリで

 でも人から騙したり奪うコトは 絶対しない。

 ありがたさを日々感謝する。

 この生活を ステイタスを得ている人達は

 哀れんでくれる。

 「可哀想だねぇ、えらいねぇ・・・」

 可哀想?

 私 幸せなんですけど・・・。

 アンタらの方が よっぽど可哀想だよ。

 人を蔑んで 沢山の物やお金やステイタスを得ることでしか

 幸せを感じられないんだから。

 
 
 おかしい。絶対、おかしい。 間違ってる。

 ステイタスや お金に しがみついてる人達は、

 もっともらしい正論をパズルのように組み合わせて

 自分の得ているものだけは 絶対に人に渡さないぞ、ってオーラが出てる。
 
 

 ラウンジのホテル仕事で。

 スタッフと廊下ですれ違ったり、エレベーターをご一緒する時、

 その人のオーラを感じる。

 私が オーラをキャッチして疲れるのは、

 社長や支配人クラス、正社員、黒服さん、ウェイターさんに多い。

 疲れなかったり癒されるのは、

 コックさん、お皿洗いの人、警備員さん、掃除のおばちゃん、

 目の見えないマッサージ師さんなどに多い。

 
 この違いは 何だろう・・・ って いつも思ってた。

 
 わかった。

 人を「蔑む感覚」を感じるときに、疲れるんだ。

 職業や 格好で 蔑む。

 その逆もある。

 私の場合は、ドレスを着てメイクしてステージに出るので、

 逆に 恐れられてたりするように感じることもある。

 

 「ステイタスやお金を得てる人が嫌い」

 という訳では決してないんだ。

 シャンソン教室に行く時のケーキ屋さんのオーナーの女性とかは

 高級なものやたたずまいを得て 綺麗な方だけれど

 本当に、大好きなんだ。

 産まれたお子さんが障害を持ち、12歳で亡くなっている。

 その数年後、旦那様も病気で亡くしてる。
 
 人の痛みがきちんとわかるし、どんな人にも分け隔てない。

 この方のオーラは 心地よくて 癒される。

 

 そういえば、恋人が

 「どういう生き方が 幸せなのかって、わかんないよね。」

 って ボソっと言ってた事がある。

 ステイタスもお金もあって 立派な家庭もあって

 こちらから見たら カンペキな幸せを得ているように見える。

 それなのに、そうだよね。

 そこでカンペキなら、私と関わる必要もないんだ。

 魂の奥底で、幸せのあり方を探してるのかもしれない。

 
 仕事の成功は その生活を守るのには必須条件で

 だからいつも プレッシャーがすごく大きい。


 本当は、失っても 幸せ感じる方法なんて いくらでもあるはずだ。

 100円ショップめぐって工夫する。

 安いアパートでも慣れれば別に何でもないし。

 もやしとか(笑)安い具材見つけて 美味しい料理工夫する。

 税金高い車をやめて チャリ移動したら交通費もかかんないし。

 TSUTAYAでレンタルして 映画観て音楽聴いて。

 無印やユニクロとかで服買って。

 自然公園とかでバトミントンしたり プールで泳いだり。
 
 
 
 これらを幸せに感じられない原因が

 「得る」「勝つ」が幸せ、と刷り込まれた 日本人の「価値観」。

 
 それだけなんだよね。

 私 ホント 月15万とかない時だって 

 結構 楽しく暮らしてた。

 不安で苦しめている原因が、その「価値観」。


 
 私自身だって そうだ。

 作曲でピアノで、

 一流のもの作れるようにならないと、と焦るこの気持ち。

 音楽を奏でたい 目的は、これじゃないはずだ私。

 
 人の薬になったり、癒したり、慰められたり、

 役に立ちたいんだ。音楽で。


 シャンソンピアノを弾いてて
 
 80代くらいの女性が ピアノの近くに来て 涙してくれた。

 その涙は 本物だと思う。


 日本人が生きてて 本当の幸せを 感じ取れるように。

 そこにある感受性が、本当の幸せの種。

 日本人の「価値観」自体を、そこに戻していきたい。


 ルーマニアシンガーと、私が

 同じ思いで、切実に感じ取っている

 日本人の 大きな間違い。

 大半の人には 気づいてもらえない。

 という事は、私達が 神様から頂いた仕事なのかもしれない。


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 ここまで書いて、ちょっとわかってきた。

 今 作曲で、平原○香の曲候補になってたり、

 色々な「種」に芽が出だしたところ。

 
 聴いてもらう相手が 業界の一線のディレクター、A&R、プロデューサーのような人々。

 この人達の大半が、「お金」を、「成功」を 得るための聴き方してるんだから

 私が伝えたいことが 伝わる訳ないかもしれない。

 聴いて欲しい人の対象が

 こういう資本主義に飲み込まれた弱者だったり、

 心の病気でひきこもってたり

 老いを感じて不安だったり

 生死の不安があったり

 ・・・そういう、ごく一般の人に届けたいんだ。

 
 たくさんの人に 癒し薬になるはずなんだ、私の歌心は。

 それは、確信あるんだ。


 勝つことじゃなく。

 今 ここで、幸せを感じることなんだ。


 それを作り出すために、

 私には 音楽技術と 人づき合い技術が 足りない。

 そこを、師匠に手伝ってもらいたいんだ。

 MPJの代表の人にも手伝ってもらえると思うんだ。
 
 婚約者に 当面の生活の心配を支えてもらいたいんだ。


 手助けできて、何かしらの形で報酬が帰ってきたら、

 その関わってくれた人達に 返す。

 家族に少し送るくらいはもらいたいけど、
 
 でも、自分の私欲のためには、本当にいらない。

 取り分少なくても、関わってくれた人達には十分にお返しする。

 このアパート暮らしのままでもいい。



 人の役に立つ仕事を、本当にしたい。

 その ピュアな思いを、まず 自分で自分を理解する・・・

 それが、出来た!

 長く長く、苦しかったけど・・・

 わかった。 



 ようやく、次のステップにいける。

 身近な人に理解してもらいたい。

2005年07月04日(月)
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