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■ あけまして おめでとう
今年も あけたね。。
あかるい ことしに 希望いっぱい おめでとう♪
さぁ2005年。
今年は 干支にあやかって、鳥になる って決めた。
羽を思い切り広げて、飛ぶ。
まずは 年末年始に 家のプチ模様替え&洋服のバーゲンで
パーーっと買いあさり。
あわせて20万位使った。 今までの私には考えられないお金の使い方。
でも まぁ一年分と思えば この位かな。 今年は 家での作業が 仕事のメインになると思う。
ピアニストと 作曲家とのバランスがおそらく逆転する。
だから
作業場が 居心地よくなって 仕事がはかどるように・・
去年まではピアニストとして 外での活動が多かったから
家の充実を測る時間がなかった。
今年は 「自分発」の音楽家に なれる予感がしている。
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それから
めったに逢えないけれど
大事な 大事な 心の恋人のような人がいる。
今までに書いてる「恋人」とは別の人だけれど。
その人と 昨日、1年半ぶり位に 一晩 家で過ごした。
その人からもらう 言葉は
いつも、その年一年の到達目標になるような 貴重な言葉になる。
彼は この一年 毎日毎日 ピアノを練習していて、
その成果を披露したいって 連絡をくれた。
矢野顕子の「恋は桃色」って曲を
ちょっとたどたどしく、でも 生き生きと 弾き語ってくれた。 びっくり。 めちゃ難しいのに・・・
人って ピュアな「好き」発では すごい事出来ちゃうんだなあ。
すごい事を 成し遂げてやろう という気負いじゃないの。
「こんなことが出来てる自分」を 想像して、楽しむんだって。
彼の今年の目標は
「味わう」
なんだって。
私と同じように いや もっと
何かに追い立てられるように 色んなことをチャレンジする人だから
チーターの100mで 見落としてきたことを
今年は カメの100mで 味わってみたい って。
人の到達欲求が 3種類ある。
○Do 何かを 「する」
○Be 何かに 「なる」
○Have 何かを 「得る」
どれが 強い?
その彼は
アラスカに3ヶ月テント張ってオーロラを見ていたり カヤックで500km 移動したり
スカイダイビングしたり・・・
「Do」 の 強い人。
私は そうだなぁ
コンクールで優勝する とか ドラマでどうとか
オリコン1位とか 有名に・・・とか
「Be」に目がいってるなあ。
婚約者は
ポルシェを とか スタインウェイを家に2台とか
オメガの時計を手にするとか
欲深い訳じゃ決してないけれど
「Have」で幸せを感じやすい人。
私の今の恋人は どうかなぁ。
「Do」に 異常にパワーがあって
「Be」 「Have」には 頓着はないけど Doの力を使ってちゃっかり得てる。 ・・・みたいな。
その3つ、どれも必要。
師匠には 「Do」していたら 他のものはついて来るんだよ、
と言われているけれど・・・
Do してたら、Be、Have がついてくる、っていうのは
一つの正解。
でも それだけと 限定しなくても いいのかもしれない。
私は 欲深さを消して、
師匠のように 「Do発、他は関係ない」 と 思おうとしたんだけど
なぜか、 なれないの。
自分を責めて、苦しんだ。
なんで 私は 師匠のようにピュアじゃなくて、
こんなに よこしまな夢に考えがいっちゃうんだろう・・・って。
一方、婚約者を見ていると また違って、
Have を得たい欲求のために動いていると
結果 Do や Be が ついて来ているように見える。
そうか・・・!
どこに焦点を置くのも 正解かもしれない・・・。
人それぞれで いいのかもしれないね。
私は そう。 「Be」に憧れて、もがいているうちに
「Do」や 「Have」 が ついて来るタイプ。
師匠と 違う。きっと。
師匠は 師匠の方法で 大成して来たのだから
お勧めしてくれているけれど
私は ちょっと違うルートでいい。きっと。
ああ〜〜〜・・・・気が楽になった。
一見 ミーハーでよこしまに見えるような
「オリコン1位♪」 とか 「TVに名前が出るよう♪」 とか そんな憧れ心をね。
師匠は たぶん 肯定的ではないのかもしれない と思う。 だめなんて 全然言わないけど
感性的に、 師匠は 違うんだろうな。
でも 私が 突き動く時って いつもそう。
去年も インディーズや ドラマCDに名前が載ったり、
NHKのニュースとかで映ったら めちゃくちゃ嬉しくてワクワクした。
そういう ミーハー心は 大抵の人に否定される。
ふまじめだなぁ・・・よこしまだなぁ・・・って。
でも 仕方ない。
自分の一番パワーの湧き上がるところなんだもん。
自分発の音楽が
人に見られたり 人に喜んでもらえたりした時が 一番幸せ。
無邪気に そうなの。
今まで 音大とか クラシックピアノとか
アカデミックな所で耐えて頑張ってたのだって
潜在的に こっちを本気で目指したかったからだ。
否定的に思われても 仕方ない。
自分の情動に正直に進んで行った時、
Do や Have のバランスが 追いついて
もっと私の 情動を 理解してもらえるかもしれない。
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それから、 その彼は 東京電力の勤めを突然辞めて
こっちの地方のド田舎の小学校の先生になってる、破天荒な人。
それも来年あたりから、少し方向転換して
自然学校のカヤックとかの先生になると言っている。
生き方を限定してない。 すっごい憧れる。
学生時代は 東京の高校で 生徒会長やってたり。
超偏差値の高い中での生活だったんだろうに
こちらの田舎の小学校の先生になるには すごい色々な壁があったはず。
「10年先生やってて 思った。
素晴らしい自然と出逢えるけれど、
素晴らしいシンパシー感じる人との出逢いは なかったなぁ・・
それは正直しんどかった。」
と。 自分がよかれと思って 主張する事が 異星人のように 話が通じない。
そんな場面が多かったそうだ。
そんな場面に出くわして 孤独が増す時に、
こう考えるようにしたそうだ。
「自分は トンビ。
広く果てしない空から 地球を 大きく見ながら飛ぶ冒険を楽しむ。
あなたは ナマコ。
海の底のミクロの世界を見ながら そこに留まる安定を楽しむ。」
・・・どちらも、いい人(?)生。
住む世界が違うだけ。
トンビの冒険を ナマコに説明しても ピンと来ない。
ナマコが見る 微生物の可愛さを トンビに言っても ピンと来ない。
それだけ。
すごい。
私には 大ヒント。
今まで、全ての人と 思いや価値観を 共有しようとして 無理がかかってた。 無理なものは 無理なんだ。
共有できる人なんて 割と限られてるのかもね。
って その彼と 私で 微笑んだ。
出逢えた事に この上ない喜びを感じながら。
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今年度の生徒達との実習で
“「いま風の柏そば」と「昔風の柏そば」 を つくってみよう。”
という企画をやってるそうだ。
12月には 「いま風柏そば」。
スーパーで 乾燥そばと めんつゆ、鳥胸肉を買って来て、
鍋に湯をはって 麺を茹でて、つゆ、鳥肉を煮て 出来上がり。
ところが
1月にやる「昔風柏そば」は 手ごわい。
春から 畑で そば粉を作るべく苗を植える所から始まったそうだ。
収穫したそば粉を 殻を取り、そばを手打ちし、
つゆとかどうするんだろう そこまで聞かなかったけど
とにかく 「スーパーで買って」という手軽さがゼロ。
そして、鶏肉・・・
これは その彼は 生徒達の前で 「つぶす」作業をやろうと企画していた。
要するに 首をはねて 殺す。
そうしないと 食べれないものね。 でも PTAから 大反対をくったらしい。
昔の彼なら それでも 押し通したかもしれないけれど
今回は 酉年という事もあり(!?(笑)) PTAの意見に折れた。
日頃 当たり前のように頂いてる 食べ物、に限らず色々な「もの」
それらは 神様から与えられた 大事な命を奪って、頂いているんだよ。
という事を 実感しよう。
「知ろう」では 決して ないんだ。
「実感しよう」なの。
その彼の 昼ご飯には、 豚肉が出てた。
そのぶたちゃんが 生きていた時の事に 想いを馳せる・・・
養豚場で生まれ すくすく育って、
そして 輸送され 殺されて
工場のおっちゃんとかにさばかれて、
スーパーのおばちゃんたちにパック詰めされ、
私たちがレジで買って、火を通して 油やソースや塩コショウして
お皿にのっけて お箸で お口に運ぶ。 「ごめんね。ありがとう。貴方の分も大事に生きるね」
そう 祈る気持ちで 命を「戴きます」と・・・。
そういう風に思うようになってから、
不思議な事が起こる って 言う。
何故か 駐車場待ちが すーっと解消されて通れたら
「きのう食べたぶたちゃんの霊が 後押ししてくれたんだなぁ」
と 思ったりするんだって。
関係ないかもしれないけれど
そう思う事で もっと 心が安らかになり、不思議と いい事が訪れるそうだ。
例えば スマトラ島の津波。
ちょっと前の NYのツインタワー。
TVの映像を見ても 映画?みたいな 自分の事としての実感が湧かない・・・
人って そんなもんなんだけれど
諦めないで・・・ 感じる事を。
野菜やお肉や果物に 感謝するだけでも
少し、近づく。
人として 人らしく 感じる事に。
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ここ数週間、 私が 何を目指していったら
人の役にたって 自分も充実した人生を送れるのか
焦りやプレッシャーが先にたちすぎて 見えなくなってた。
苦しかった・・・ 孤独で 仕方なかった。
この世で 一人のように 思えてた。
恋人と 師匠と 婚約者と 家族と 友人と
誰といる時も どうしても見えなかった。
彼と 一晩 じっくり話して
ようやく 糸口が見つかった気がする・・・・・・
今朝、帰り際に 頭をなでてくれながら
「君に必要なのはね
・・・ 「休養」 かなぁ。
そしたら 目指したい山 見えてくるかもしれないね」
・・・休んじゃいけない 取り残される 到達できない そんな思いで 24時間 毎日 追い立てられていた
その十字架を 一旦おろしたら?
そう言ってくれたと思う。
でも
師匠も 恋人も 婚約者も
去年から 同じ事を 言ってくれていたはずだ。
私の心だけが それをかたくなに受け入れられなかった。
彼の言葉は 数年逢わなくても すーーーっと 私の琴線に入り込む。
それは 私に足りない 「Do」を めいっぱい楽しむ彼だからだろう。
実感して 言ってくれている事だから、
私の心の中に 素直に入って来た。
そうして、日頃 私と一緒に歩んでくれている
婚約者、恋人、師匠、友人達に
あらためて 感謝できる状態に 近づきつつある。
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それから。
私も ピアノを聴いてもらった。
冬に 周囲に大好評だった「時計台の鐘」ピアノソロバージョン。
弾き終わって 私は
ちょっと照れながら 彼に微笑んで礼をした。
その瞬間の 彼の表情を 忘れない。
零れ落ちた涙を
「いけない・・」 と言うように 手で拭っていた。
男の人の涙を 久しぶりに見た。
ピュアな彼だから 痛みのわかる彼だから 出来る表情。
「あっこちゃん(矢野顕子さん)とも また違って
何ていうのかな・・・優しいんだ。癒されるんだ。 こんなバーで お酒飲めるなら いつも通っちゃうな・・」
照れ隠しかな、 色々 感想言ってくれた(笑)。
音だけじゃなくて
この音に隠れてる 私自身の 色んな苦労 悲しい想い
色んな事が 瞬時に想像できたんだそうだ。
こんな瞬間がある。
私が この人生でいいんだ って 満たされる瞬間。
それから
インディーズCDや ドラマの作曲中の
創り出す幸せ を 実感する時間。
そう。
この時間を 増やす事。
そうしたら、その先に 夢見る風景がある。
そんな気がする。
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よこしまでも 何でもいい。
夢見る風景。
ルーマニアシンガーのような めちゃ美人女性。
街燈が綺麗な街を 一人 歩いてる。
雪が 斜めに降ってる。
ロングコートで 親指だけの手袋の両手を口につけて
はぁって 白い息を楽しみながら。
空を見たり 街じゅう見回すのに くるっと回転したりして。
「悩みも痛みも 癒されてゆくでしょう
あなたを待ってる すべての出逢いに・・・」
今つくってる 彼女のソロアルバムの曲の一節。
彼女が 口づさみながら。
たまぁに ふわっと現れる映像。
彼女と 微笑みながら ピアノ弾きながらコーラスしてる私。
そして 冬の街並みに戻る。
こんなビデオクリップが 色んな歌番組で流れるの。
彼女と私と師匠のユニットが そうして 全国の皆さんに愛されるの。
夢だなぁ・・・・・・
いつかなうのか わからない。
多少の変更はあるのかもしれない。
でも 一生 ここを目指すにふさわしい
見失わない夢、見つけた。
年なんて関係ない。
千と千尋の神隠しの木村弓さんだって 40代にして 夢をかなえてる。
大好きな音楽で 日本中の人に喜んでもらいたい。
その為には まず 私自身が めいっぱい喜ばなきゃ・・・
始まらないね。
2005年01月08日(土)
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