TENSEI塵語

2009年06月08日(月) レコード盤の怪

ずーーーーーっと前からやりたかったことがあって、
なかなか踏み切れなかったのだけれど、昨日、決行した。

ガーディナー指揮/モンテヴェルディ合唱団の
カンプラ「レクイエム」は、CDとして再販売されないままだ。
レコード盤はもうほとんど聴けない状態になっているので、
ずーーーーーっと前に、ある機械を手に入れた。
レコード盤用のターンテーブルがついていて、
それを、mp3 ファイルやWAVE ファイルに録音・変換して、
USB メモリーに保存して、それをPCで編集できるという。。。
そしてそれをCDに焼く。

機械を手に入れたのはもう2年近い前かもしれない。
すぐにそれをやりたくて、見つけて買ったのだが、
届いたころは、もうとても忙しくて、まったく手がつけられず、
そのまま暇でも忘れてしまったり、
思いついても時間的に困難だったり、、いろいろで、延び延びに。。

最近新聞広告で似たような機械を見つけ、
もっと使い勝手のよさそうなことが書いてあったので、
こんなことなら今まで待てばよかったのに、、と思うのだが、
あの時はあの時で、ほんとに矢も盾もたまらず、みたいな風でして。。


で、昨日、実際使ってみたら、、、楽じゃないなぁ。。
ファイルレベルの変更のメニューは出て来てくれないし、
録音のタイミングと針を置くタイミングはいい加減だし、
トラックに切ってくれるわけじゃないので、
PCのソフトでファイルの編集しようとしたら、上手くいかないし。。

結局、夜になって再挑戦。
結局、最近DVDから音だけを録るのに使っている手で、
ターンテーブルは利用して、そのライン・アウト端子から、
愛用のデジタル録音機に録音してWAVE ファイルに変換することにした。




それにしても、、、、
今さら何だ? という不思議さに取り憑かれているのだけれど。。

きょう、流れてくる音楽を聴きながらレコード盤を見つめていて、
つくづく不思議に思ったのだ。

なぜ、こんな溝を針でひっかいてるだけで、
こんなにいろいろな音色が聞こえてくるのだろう、、???
この眼では判別不能なギザギザの溝に、
これだけの美しいメロディーやさまざまな音色が閉じこめられている。
・・・何で?

単色の音色の音声が記録されるだけなら、まだ何とか想像可能だ。
けれども、なぜこんな豊かな世界がこの細かい溝の中に、、??

デジタル信号なら、何でもできそうな気がする、で済ませてしまう(笑)
でも、これは、あまりにも物的なので、、限りなく不思議だ。
なぜこんなところに、音色やメロディーが入るわけ??


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