TENSEI塵語

2009年05月17日(日) 「きよぶた」とか「ひがも」とか。。

「きよぶた」とは「清水の舞台から飛び降りる」の、
「ひがも」とは「被害妄想」の、若者略語だそうである。

昨日の朝刊の天声人語が紹介していたのだが、
対照的な精神の持ち主の折口信夫の紹介と絡めて書かれている。

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国文学や民俗学の大家だった折口信夫は略語を好まなかったそうだ。
地下鉄と言わず「地下鉄道」、企業の名も「鐘紡」ではなく
「鐘淵(かねがふち)紡績」とわざわざ言っていた。
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おぉ、これは偏屈といってもいいほどのきっちり派ではないか。
「鐘紡」なんて本社(または経営者本人)が率先して使ってたのに。。

「時と場合」は「ときとば」。
「モンスターペアレント」は「もんぺ」(笑)

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近刊の『あふれる新語』(大修館書店)をめくると、
暗号さながらの若者言葉に目がくらむ。
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「目がくらむ」に笑ってしまった。
「折り目正しい大学者が今の世をのぞき見たら驚くだろう」
とも書いてある。
言葉に魂が宿ると信じていた万葉人がタイムマシンで現代に来たら、
畏れと恐れのために、気絶してしまいますよ。

しかし、美しい若者言葉もある。

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新語の中には、メールから芽生える「指恋」といった
ほほえましいものも多い。
「言霊の幸(さきわ)う国」という万葉の一節を思い出させてくれる、
そんな若者語に会いたい。
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「指恋」かぁ、、、美しいなぁ。。
危険なケースもあるような話も聞いているけれど。。。

この本、早く読まなくちゃ。
来年になってから読んだりしたら、大半が死語になってしまっている。


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