TENSEI塵語

2009年05月12日(火) 加古隆の傑作品

昼前に、「きょうの出張はどこ?」なんて質問を受けて、
え?? 出張?? 来週だよ! と答えたのだけれど、
黒板の出張者の欄に私の名前が書いてある。。。
書いてあるということは、伺いを提出してあるということなんだが。。

文書のファイルをめくって、やっと思い出した。
来週の会議には自分も資料を作って持って行かなきゃならないので、
そっちばっかり気になって、、、忘れてしまっていたf^_^;

慌てて昼食を済ませて、名古屋の鶴舞にある会館に走った。


帰りのBGMは、鞄の中に入れっぱなしになっていた
加古隆のベスト・ピアノ・ソロ・アルバムを何日かぶりに。。

「白梅抄 〜 亡き母の」を3度繰り返して聴いた。
音楽が美しいだけでなく、最初はしみじみ白梅を見つめているのに、
しだいにあれこれ思い出されて激情に駆られる心が描かれている。
描かれている、というよりは、その思いをそのまま、
即興で音楽にしたような、、、妙に生々しい心情が感じられるのだ。
これは、聴き始めはヒーリングミュージックの類に感じられるけど、
最後まで聴くと、ちょっと重いピアノ曲だ。


そんな印象が尾を引いて、夜、いくつかの仕事を済ませてから、
先日聴かなかった彼のCDを取り出して聴いた。

「ジブラルタルの風」だけで3ヴァージョンもあったことを思い出した。
作った本人も、よほど気に入ったのだろう。
「黄昏のワルツ」なんていくつヴァージョンがあるのか、
私ははっきりとは知らない。
今夜繰り返し聴いたのは、ピアノとソロヴァイオリンと弦楽合奏。

他にも、
「未来の思い出」
「大河の一滴」
「青の地平」
「光と影のバラード」
「永訣の朝−−宮沢賢治の詩に」
「永遠の流れ」
「Ayako」

「大河の一滴」はいかにも古式ゆかしい日本映画の音楽って感じだけど、
全体に気軽に聴けない格調高さというものを感じてしまう。


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