TENSEI塵語

2008年10月09日(木) ブラームスP協第2番

昨夜はまた久々に宵寝、、、9時ごろちょっと横になったら、
一瞬のうちに(ややオーバー)夜中の1時半を過ぎていた。
これだったら4時までは眠ってやれ、とがんばってみたけど、
目は冴えてしまったし、部屋の電気などもつけっぱなしのはずなので、
起き出してしまった。
そのまま1日過ごすことに決めたけれど、
朝の6時ごろに、ちょっと危ないかも、、と思って、
40分ほど眠ってから仕事に出かけた。

その夜中に、なーんとなく聴きたくなったのが、ピアノ協奏曲第2番。
何で唐突に久しぶりの、、? 
それは自分でもわからない、、とにかくなーんとなくなんだから。。

ピアノ協奏曲で一番好きなのは、、、?
やっぱりラフマニノフの2番かなぁ、、
全編非の打ちどころがないもんなぁ、、
と思いつつも、このプラームスの2番と思ったりもする。
それでいて、チャイコフスキーのを聴くと、これかも、と思ったり。。
でも、やっぱりラフマニノフとブラームスの2番同士で争うなぁ。。
他にも好きなピアノ協奏曲はいくつでもあるんだけどね。


で、明け方にCDの棚をごそごそ探したら、
アシュケナージ/ハイティンクの盤が出てきた。
こんなの持ってたかなぁ、、と、かなり唐突で、記憶にない。
ろくに聴いてないのは確かなので、それを持って出て車で聞いた。
買ったけどほとんど聞かず仕舞いになった理由はすぐにわかった。


私がこのブラームスの2番に夢中になったのは、
リヒテル/マゼールというちょっと意表を衝いた組み合わせの盤である。
高校時代(だったと思う)に、かなり話題になった。
リヒテルはともかく、私はそのころマゼールに不信感を抱いていた。
チャイコフスキーの「悲愴」の演奏が台無しだったので。。

でも、聴いてみたら、オケの方は実に控えめで、弦が伸び伸び。。
ちょっと軽い感じが気になったけれど、録音のせいかもしれない。
それよりも、リヒテルのピアノがすごくて、
それまでにちょっとこの曲を聞いたことがあった時に感じた
ゴツゴツ感がほとんど感じられず、かなり流暢。。
もっとも興奮したのは、第1楽章の提示部と再現部の終わりの方の、
ややリズミカルに昇っていくソロ(かなりの技巧らしい)の部分で、
すばらしい緊張感! その音楽に体が引き寄せられて行くようだった。
第1楽章・2楽章は緊張感に満ち満ちている感じだ。

これを繰り返し聴いているうちに、私の中でのPコン第1位を
ラフマニノフと争うようになったのだった。
ただし、第1楽章・2楽章で、もうお腹いっぱい、
第4楽章をデザートに、、というような聴き方を繰り返していた。


さて、きょうアシュケナージ盤を聞いたら、
力強く重厚な感じなのだけれど、時折音楽の流れが止まるようで、
かなり弛緩した印象の演奏に聞こえた。
アシュケナージなんだけど、、、と思い直そうとしたけれど、
やっぱりどうにも不安で不満な演奏だ。
買って聴いた最初の時も、同じ印象を持ったに違いない。。

他にも1〜2枚持ってたはずだがな、、、さらに探してみなきゃ。。


 < 過去  INDEX  未来 >


TENSEI [MAIL]