通夜に出かけたため、見たかった勝負が2つ見られなかったのだが、 昨夜、TVでダイジェストを見て、嬉しかった。
把瑠都も琴欧州も、崖っぷちで何とか勝ち越しできてよかった。 荒削りの怪力把瑠都も、来場所は関脇昇進の可能性ありと言う。。
私がこのところ格別に応援しているのは、白鵬、琴欧州、把瑠都。 外人だから、というわけでは絶対ない。 たまたま、いい相撲、おもしろい相撲を見せてくれたし、 これからも、相撲をおもしろくしてくれると、期待するからである。
ここ数日の把瑠都の取り組みは、笑わせてくれた。 不利な体勢になっても、肩越しにまわしをつかんで強引に吊り出し。 あいつにしかできない。 昨日なんか、1度目は有利な体勢で相手を吊り出したものの、 たぶん落下の衝撃を和らげようと踏み込んだ足のせいで、取り直し。 2度目も有利な体勢で相手を押し出しかけたところで、 立ち会いの手のつき方が不十分ということで取り直し。 いかにも不服そうなようす。。(録画を見たら、ちゃんとついてた) 3度目は、ついに先手を取られて、実に不利な立ち会い。 しかし、肩越しにまわしをつかんで強引に吊り出した。 もう、大拍手してあげるしかない!
往年のハワイ勢の巨漢力士たちは、私は嫌いだった。 ハワイだからという理由では、決してない。 でっかいだけで、相撲の動きとしては物足りなかったからである。 把瑠都は怪力の巨漢でも、ひと味違う。 笑顔もかわいいし、、、(笑)
琴欧州も把瑠都も、今場所は情けない負け方が多かったけれど、 終盤しっかり持ちこたえて勝ち越してくれて、うれしかった。
それにしても一昨日といい昨日といい、白鵬の取り組みといったら。。 一昨日は、琴欧州にも得意の体勢を取らせて、長い力相撲になった。 琴欧州はまわしをつかんでの引きつけが抜群に強い。 これで優勝が決まるという一戦だから、勝ちにこだわってもいいのだが 実に危険な形に陥りながらも、勝機をじっくり待って勝った。
昨日も、琴光喜に圧倒的有利な体勢だったのだけれど、 こらえにこらえて、体勢を逆転させて押し出した。
23歳といえば、普通なら社会人1〜2年目といったところである。 駆け出しのはずである(私などはまだ大学生していた)。 それなのに、白鵬は相撲界の頂点で、文字どおりの横綱相撲。
これほどの力士が、何年か前の入門を志して来日したときに、 どこも引受先がなくて、帰国を余儀なくされかかっていたとは。。。
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