| 2008年09月26日(金) |
不勉強でも大臣になれる |
それにしても、さっそくのあの失言は何なのだろう? TVで見たら、ご自分の執務室のような映像だったが、 ちょっとした来客に、自分の思いの丈をぶちまける気分だったのかな?
1 成田空港建設への反対闘争について 「ごね得というか、戦後教育が悪かったと思う」と批判。
2 外国人観光客の誘致策に関連しては 「日本は随分内向きな、単一民族といいますかね、、、」
・・・問題に対する経緯とか歴史についての認識がなさすぎる! よっぽど忘れっぽいか、自分の固定観念に支配されやすいタイプらしい。
3 さらに大分県の教員汚職事件にも言及し、 「大分県教委の体たらくなんて日教組(が原因)ですよ。 日教組の子供なんて成績が悪くても先生になるのですよ。 だから大分県の学力は低いんだよ」
これなどは、まったく私には理解できない内容だ。 というのは、愛知県で見る限り、 日教組というのはもう20年以上「闘わない組合」であり、 「闘う組合」をズタズタにするための「御用組合」であり、 半強制的に加入を促して体制側に取り込む組織でしかない。 日教組の上に教育委員会があり、文科省があるような組合だからだ。 (もちろん、こんなのは労働組合とは言えない)
日教組の大会に、今でも右翼団体が憎悪の妨害に出かけるらしいが、 私から見ると、日教組と右翼団体はお友だちにしか見えない。 右翼団体はとんでもない時代錯誤に陥っているとしか見えない。
大分の教員採用問題と日教組の関連については、 私にはまだぜんぜんわからないのだけれど、 中山国交相は、その右翼団体と同様の時代錯誤をしてるのではないか? 現状・実状認識なしに、昔の「日教組憎し」の固定観念のまま、 したり顔に世情批判をした。。。
私の記憶に間違いがなければ、この人は、 日本の日本史の教科書を「自虐的」と言った人だったような。。 そして、それを反省したはずなのに、またしばらくして、 「自虐的」を繰り返して、顰蹙をかった人のはずである。 これだけでも、歴史認識が甘くて、忘れっぽくて、 しかも、自らの固定観念に絶対的な判断を認めるタイプだとわかる。
要するに、不勉強の典型。 こんな人を大臣に起用した理由はいったい何なのだろうか??? いくら同じ穴の狢とはいえ。。。
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