メラミン乳は日本には入ってないけれど、 原料にした加工品は大量に入ってきて消費されてるかも、、という。
日本の食品メーカーの中国での子会社が、 メラミンの混入した牛乳を製造した会社から原料を仕入れていて、 そこで製造された商品が、日本の240の店舗で売られていた。 その日本の食品メーカーは回収を始めた、、、とは、今朝の朝刊。 この時点では、出荷個数は数千個にとどまっていた。
ところが夜のニュースでは、その商品のひとつ「クリームパンダ」が、 給食大手会社にも納品され、そこから3000余の病院や福祉施設に 納品されて、すでに大半は人々の腹の中に収まってると言う。 この報道では、一品だけでもう3万個になっている。
ま、そのままモロの粉ミルクとは違って、牛乳の割合はわずかだろうし そうすぐに健康被害に及ぶわけではないだろうけど、 やはり、どこでどうつながっているかわからないのが 現代の恐ろしいところかな、と思う。 ほんの2日前には、日本には輸入されてない、だったのが、実は、 牛乳メーカー→現地子会社→大阪の食品メーカー→(東京)→全国 と、ちゃっかり何も知らない日本の庶民の口に及んでいるのだ。
事故米の報道だってびっくりだ。 昨日(土曜)の朝刊では、愛知の給食オムレツにカビ米が使われていた と、一面トップで大騒ぎだった。 妻は愛知の小学校教員なので、「私もきっと食べてる」と言う。
これも、そうすぐに健康被害に結びつくわけじゃないと思うが、 小中学生にも教員にも、ほとんど強制的に食べさせるものなのだから、 不正食品の使用はまったくないようにしてほしいものだ。
この時点で、カビ米はどれだけ旅をしてるのかと言うと、 政府→新潟→東京→愛知県学校給食会→給食センター→各校
しかし、今朝(日曜)の朝刊では、この東京の会社の冷凍食品は 千葉や長野にも供給されていたということだ。
特に給食というのは、地元製品だけでまかなっていたと思ってたので、 今回のこの種の事件の報道が驚きの連続だった。
食関係ひとつ取ってみても、流通経路がややこし過ぎ! いったい、取るに足りないほんの一品のために、 どれだけガソリンが消費され、 どれだけ多くの人間が駆け引きに奔走していることか、、、 想像する気も萎えてしまうほどの複雑さなのだろう。。。
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