TENSEI塵語

2008年09月20日(土) わけわからぬ農水相辞任

何から何まで、はあんん??? しか出ない農水相辞任劇。
いずれにしてもあと4日ほどの地位なのに、なぜ今わざわざ辞任を?

「事故米が社会的に大きな問題となり、責任を取ることにした。
 再発防止策もほぼ固まり、一つの節目だと思った」

んーー、、これで責任をとることになるわけか。。。

何で???

まだまだすべてが解明されてるわけでもないようだし。。
もっと根本的に、また歴史的に、反省し見直す必要がありそうだし。。

本当は、事務所疑惑や失言問題の責任を取るんじゃないの?
それにしてはタイミングが違いすぎてる気がするけど。。。
それらを認めるつもりがないのだったら、短期間であっても、
もっと誠実に、真剣に、農水行政の問題に取り組むべきでしょう。

責任とって辞任する人は、敗者のように孤独に去るのかと思ったら、
花束を手に、拍手に送られて、笑顔の勇退。。。

んーー、、、ますます釈然としないなぁ。。。

事故米流通先のいきなりの公表で、自殺した会社社長もいると聞くし、
今後の経営に頭を悩ませている業者も少なくない、と想像する。
知らぬ間に事故米をつかまされていたと知った時には、
世間に公表され、悪の一味であったかのように思われかねない人たち。。

そんな人たちのことは放っといて、
いかにも成果を挙げたかのようなコメントを残して、さっさと退散。
(庶民感覚からすると、あの流通先になってしまっていた被害者を
 1軒1軒回ってもいいように思うのだが。。。
 お詫び文書は送ったらしいけど、それで大仕事したつもりか?)

私には、どちらかというと責任放棄に見えるのだが、
(あるいは、体裁よい理由をこじつけた「投げ出し」)
どうなんだろうかなぁ、、??


ひとつだけかなりはっきりと察せられるのは、
これも自民党流総選挙必勝大作戦のひとつであろう、ということだ。
野党の批判もはぐらかすことができるだろうし、
全国的には有権者の多くが????のこの一件も、
地元に帰れば、
「責任を引き受けて自ら身を引いた潔く偉いお方」となるのかも。。
地方区・小選挙区制の大マジックというものがあるから。

とにかく、この9月に入ってからは、
「国政よりも総選挙」「国政よりも政権死守」一色みたいで、
もう呆れて見ちゃいられない(でも時々は見てしまってるけど)。


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