TENSEI塵語

2008年01月11日(金) 新ドラマシーズン

10時からの「エジソンの母」はおもしろかった。

伊藤美咲が小学校の先生規子役で、「おもしろくない女」ということだ。
そう評価されて、婚約者美浦が婚約解消宣言をした。
彼女のクラスに、賢人くんが転校してくる(賢人はたけとだったような)。

賢人くんのクラスでの最初の発言は「どうしてこの猫だけヒゲがないの?」
猫の絵がたくさん描かれたページの中に「何匹いるでしょう?」と、
他の児童たちが懸命に数え始めた最中の発言である。
他の児童たちも「ホントだホントだ」と大騒ぎ。

次の発言は、「どうして1+1は2なの?」
教師がみかんを使って明らかな説明をしても、
「お婆ちゃんはみかんを半分に割ってから食べるよ」と言って、
「ほら、3になった!」
さらにはみかんの皮を剥き、「中には8つ入ってるから、、、」
足すと10よりもうんと大きくなるのだと言う。
さらには、みかんの中の粒々まで取り出して。。。
教師が赤のチョークと青のチョークを足して説明したら、
「どうして赤のチョークと青のチョークを足すの??」
怒った教師が青のチョークを黒板に叩きつけたら、2本に割れた。
「あ! 3になった!!」

次の発言は「まっすぐな虹を見たことがあるよ」
それからさらに、他の児童に「賢人くんは嘘つきだ」と言われて、
「○○くんは正しい」と繰り返した。
そのうちに他の児童たちが、何か変、、ぐるぐる回りだした、と面白がる。

規子の解消されそうな婚約者美浦は大学の准教授らしい。
規子が、美浦に会いに行って、独り言のように上のことを口走っていると
美浦が興味を抱いた。「その子は天才かもしれない」
「嘘つきだ」「正しい」のぐるぐるはソクラテスとプラトンのバラドックス、
まっすぐな虹は、少ないけれど観測されている。
「1+1」も、観点を変えれば10でもあり、1でも0でも11でもある。
(私には2進法の10しかわからなかったが)
「1+1」にも多様な可能性があるということだ。

要するに賢人くんは、好奇心旺盛で、観察眼もある勉強家なのだが、
小学校では問題児扱いされてしまう。
学年主任などは、「あなたの脳は腐っている」とまで言う。
教師たちもPたちも、賢人くんを学習障害児とみなして迷惑扱いする。。。

このドラマは、真の教育とは何かを伝えてくれるのだろうか?
折しも、東京の方で、塾と協力して夜に補習をしようとする中学校がある。
これはドラマとは関係ない、2、3日前の現実のニュースである。
これが実現されたら、全国的に躍起になって広がって行くだろう。
そして、詰め込みこそが教育だという風潮がますます広がって行くのだ。
このドラマは、そういう現実への警鐘となるのだろうか?

しかし、私は、このドラマはきっと、
きわめて常識的で「おもしろくない女」が、賢人くんとの交流の中で、
「おもしろい女」に変貌して行くドラマになるのではないかと楽しみに思う。
もちろん、教育とは何だ? という議論のきっかけになればもっと良い。


昨日から始まった「交渉人」もおもしろかった。
なかなかスリリングである(「24」ほどじゃないけどね)。
とりわけ、上司の軽能ぶりがおもしろい。

月曜からの「薔薇のない花屋」を見ようと思ってたんだけどなぁ。。。
週に3つも連ドラは、ちょっときついんで、、、困った。。。


 < 過去  INDEX  未来 >


TENSEI [MAIL]