TENSEI塵語

2007年11月14日(水) 小学校教員の増員

晋三ぼっちゃんが唱えた「教育再生」で、まず先にしなければならないのは
小学校教員の増員である。
これなしには、免許法をいじくろうが、どんな能書き垂れようが、
教育の出発点でそれどころではないような状況にしてしまう。
親の心が荒み、その保護下で輪をかけて荒んでしまっている子どもが
増えつつある社会状況を、財政担当者はもっと認識すべきである。
簡単な例として、一時の感情で教室を飛び出してしまう子どもがいた場合、
それを追いかけると、代わりに他の児童を見る人間がいない、
それが今の小学校の現状である。
そういう病的な児童が、1校に1人紛れ込んでいる、というのではない。
下手をすると、1クラスに2〜3人いる場合もあるのだ。
しかも、遅進児を障害者クラスに入れるか普通クラスに入れるかも、
誤った人権認識で、親の選択に任せるようになっている。
昔に比べて、ひとつのクラスの児童の様子は遙かに多様化しているのだ。
しかも、近年になってあちこちで起こっている、
下校中の通り魔的犯罪によって、下校時の指導が厳しくなり、
居残り勉強とか、居残り対話とか、そういう機会も持てなくなっている。

昨日の新聞記事にはムカッ(`ε´)と来た。


    「教職員の増員必要ない」財政審の意見書原案

 政府の08年度予算編成に向けた財政制度等審議会(財務相の諮問機関、西室泰三会長)の意見書(建議)原案が12日、明らかになった。文部科学省が求める小中学校教職員約2万1000人の増員について、
「必要な状況にはない」として認めない姿勢を打ち出している。増員要求は与党内にも根強く、年末にかけ焦点のひとつになりそうだ。
 意見書は財政審が19日にまとめるが、財務省が作成に深くかかわり、予算編成に向けた同省の考え方が実質的に示される。
 文科省は夏の概算要求で、教職員が子供と向き合う時間を増やす必要があるとして、08年度からの3年で教員を増員するよう求めた。だが、財務省は、06年7月に閣議決定した「骨太の方針06」で、「教職員の定数については5年間で1万人程度の純減を確保する」と定めたことを根拠に、難色を示してきた。
 意見書の原案は、
子供の減少に伴い児童生徒1人当たりの教職員数は増加しているなどとして、「現状でも対応可能だ」と指摘。授業以外で、教師の事務作業の負担が重くなっているとして、校長や教頭の組織運営力強化やIT(情報技術)化の推進などを求めている。

「必要な状況にはない」の根拠は何だーー! と思ったら、
「子供の減少に伴い児童生徒1人当たりの教職員数は増加」という
極めて単純な、上っ面の数字上の理由でしかない。
現場知らずのお役所仕事が、教育現場をますます追いつめて行くのだ。

ところで、文科省は2万1000人の増員を求めたらしいが、
実際小学校は全国でいくつあるか検索してみたら、
4年前の統計で23,633校だと言う。
はあん??
せいぜい1校1人の増員にしかならないじゃないか。。。
それすらも必要ないだって???
必要ない、というよりも、捻出するお金がない、ってことだろう。

私の要求は、その20倍以上である。
2〜3兆円レベルかもしれない。
しかし、政治家や官僚がいままで無駄遣いしてきた税金からすれば、
実に安いものだろう。
そして、彼らの税金無駄遣いは常に棚上げだ。
よっぽど有能な棚職人がいるらしい。。。


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