あまり期待しないで見たけれど、楽しい映画だった。
ロスアンジェレスとロンドンに住む2人の女性アマンダとアイリスが、 恋が破れた傷心を癒す旅に出ようと、互いの家を休暇の間交換する。 互いにどんな相手かわからないが、インターネットでそういう契約をする、 そういう住まいの交換が欧米では静かなブームになっているそうだ。 (我が家だったら、掃除がたいへんすぎてとてもそんなことはできん)
アマンダはアイリスの家に住み始めて退屈になったところに、 アイリスの兄グラハムと出会い、一気に燃え上がったが、 グラハムは既に妻を亡くした二児の父だし、 アマンダ自身がロスで映画の予告編の会社経営をしている身でもあり、 そう簡単には恋愛の成就に向かっては行けない。
アイリスは、アマンダの豪邸に驚き有頂天になって暮らし始める。 そんな中で、嘗ての名脚本家であるよぼよぼの老人アーサーとの交流、 そして、映画音楽作家のマイルズとの静かな恋。。。
2人のヒロインの新しい恋が、正反対というわけではないけれど、 対照的な展開で描かれている。 このあたりが、巧みな技とでもいうべきであろうか。
私としては、両親が離婚して父が去った夜以来涙が出なくなった、 恋に破れても涙が出なくなった、と言っていたアマンダが、休暇期限切れで ロンドンを去ろうとするタクシーの中で涙を流したあたりからが もっとも泣きどころになってしまった。
アマンダ役のキャメロン・ディアスは、ちっとも美人には思われないのに、 とてもかわいらしく見えるように演じ、撮影されている。 アイリス役のケイト・ウィンスレットは、何と「タイタニック」のヒロイン? なかなかの映画だったけど、ヒロインがあんなんじゃ2度目はないぞ、 と思わせた女優だったが、今回はそんな印象はまったくない。 同一人物とは思われないような魅力的な笑顔を見せてくれている。
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