TENSEI塵語

2007年07月27日(金) 再び、映画「手紙」(T_T)(T_T)(T_T)

きょうは1日中、県大会のプログラムの原稿作りと、
いくつもの問い合わせに応対して過ごした。
こんな風に忙殺されてると、何でこんなことしてるのかなーと不思議になる。

夜は仕事を忘れて「手紙」の後半を見た。
一昨日、貸していた人から帰ってきたので。。。
前に見たのは5月11日である。
2カ月以上経った今も、あの刑務所での漫才の場面は忘れられない。
再び、あの場面に涙しようと思って、全部を見る時間はなさそうなので、
ご令嬢朝美と別れざるを得なくあたりから見始めた。

繰り返し見ることによって、前にちょっと惹かれたことが、
より大きな意味を持って迫ってくることがある。
そういうことを期待して見たり聞いたりするわけではないが、
実際に、そういう予期せぬ事態に遭って、驚かされたりする。
それは、映画やドラマだけでなく、読書でも音楽でも同じである。
いわゆる熟読の楽しみというやつである。

今夜は、沢尻エリカの演じる由美子の存在の大きさにとりわけ感動。。。

家電量販店に就職できて、成績も挙げつつある直貴が、倉庫に左遷された。
これもまた、兄貴の罪のせいという理不尽な扱いである。
会社の会長が、厳しい励ましにやってくる。
会長の心を動かしたのは、由美子が直貴に内緒で出した手紙だった。
会長が甘いことを言わないところに、
却って由美子の思いが込められているようだ。

理不尽なこの場所から逃げないで生き続けることと、
手紙の大切さについての、由美子の毅然とした態度に感動させられる。

このこぢんまりした印象の女優の魅力は、儚げな笑顔と、
さりげなく発せられる言葉にも強さを感じさせるところだ。
「1リットルの涙」でも感じさせられたことだ。


ラストの漫才がなぜ泣かせるのか、再確認した。
直貴は、兄に最後の手紙を書き、家族のために兄を捨てると宣言した。
兄も、その手紙で、自身の罪の深さを真に思い知った。
しかし、映画は、その兄弟の訣別で終わらない。
直貴は慰問漫才の中で、バカな兄貴だとさんざんこけ降ろして笑いを取る。
しかし、かけがえのない兄貴だ、というメッセージを、兄に伝えるのだ。
捨てる、しかし、兄貴は永遠に兄貴だ。。。

唯一の愛と心の支えの対象である弟から手紙で捨てられた兄が、
そして、自身の犯した罪の大きさと深さに絶望しかけていた兄が、
この言葉を聞いてどう感じたか、、、言葉で説明はしたくない。
その深い心の交流が、一層涙を誘うわけだ。


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