TENSEI塵語

2007年05月11日(金) 映画「手紙」(T_T)(T_T)

参った。。。
やられた、、、、、、、、、うっ、、、う、、、
漫才に笑いながら、ボロボロ泣かなきゃいけないとは。。。
余韻も深い。テーマが大きいせいもあって。。。

東野圭吾原作の映画版である。
先日、「みんなのシネマレビュー」サイトで「硫黄島からの手紙」を検索
したら、候補にこの「手紙」が並んで出てきて、
レビューを読んでみたら多くの人が泣いているので、つい買ってしまった。

両親を失い、兄弟だけで生活しているうち、
兄がやむにやまれず盗みに入り、成り行きでその家の老婦人を殺してしまう。
強盗殺人犯の弟というだけで迫害され続ける青年を描いている。
犯罪の罪は、その事件だけではない。
それからずぅっと、その家族に対して罪を犯し続けるのだ。
何もしていない家族まで、危険人物として罪人の汚名を着せられる。
しかし、物語は、それを不当な差別だとは言わない。
世間の、理不尽だがまっとうな判断なのだという厳しい見方を守っている。
そんな中で、家族は、理不尽な扱いを受けながらも、逃げてはいけない、
コツコツと、社会との糸を増やして行かなければいけない。。。
厳しいテーマなのだが、映画はそれほど重苦しくないよう配慮されている。
しかし、たった1度の過ちが、何という重みを持つのだろう。。。
これほどまでに想像を及ばせたことはなかった。

山田孝之なんてダメ、ぜんぜんダメと「電車男」で決定打になったのだが、
この「手紙」の孝之くんはよかった。
ヒロインの魅力にそれほど負けていなかった。
こんな演技もちゃんとできるんじゃん!! と感心させてくれた。

実にいい時間を過ごせたと実感している。


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