TENSEI塵語

2007年06月10日(日) ZARD のライブ

そういえば、2週間近く前の5月28日の同級生が死んだ日の新聞には、
農水相の自殺と、ZARD の坂井泉水の死が報じられていたのだった。
自分の身辺に何事もなかったら、それが塵語の話題になりそうだった。

ZARD の死、ということで、これからしばらくはCDもDVDもなかなか
手に入らないだろうし、そのうちメモリアルBOX なるものもでるのだろう、
と思っていた。
実際、い〜でじ!!シネマの、週の売り上げランキングの目下のトップは、
ZARD のライブDVD「What a beautiful moment」であるが、
1カ月待ちになることもあるような状態らしい。

そのDVDを自分が去年すでに買っていたことを、きょう知った。
いや、去年の11月に、何かのCDと一緒に買ったのか買わなかったのか、
実に曖昧で、ちょっと探しても見つからないので買いそびれたと思ってた。
だから先日、買っとくべきだったなぁ、、と思っていたのだ。
ところが、きょうそれを見つけたのだ。
何かで忙しくて、そのままになって、買ったことも忘れてたらしい。
買ったのは、(つまり、あの時買おうかどうか迷ったのは)
彼女のライブ自体も映像作品も、きわめて珍しいものだったからだ。

もともとそんなに熱心に聴いてない。
「負けないで」が流行ったころ、吹奏楽で演奏する参考に、
アルバムを1枚か2枚か繰り返し聴いたことがあるくらいで、
その後は、聞こえてくる曲を聞いた程度で、積極的には聴いてない。
極めて健康的で前向きな曲が多いという印象だった。
だからこそ却って、死の報道に接した時に、
あんな歌を歌っていたのに、どうして? という思いに包まれた。


仕事の途中で、ざっと飛ばし飛ばしみてやろうと思って見始めたのだが、
最初から最後まで隈無く見続けてしまった。
ずっと、マイクスタンドの前で歌っているだけ。
ステージを歩き回って、あっちの客やこっちの客に愛想振りまくこともない。
言葉を発したのは、3回ほど、しかも短い挨拶ていど。
ステージも凝った作りは何もないし、照明の色が時々変わる程度。
実に愛想のないライブだが、観客は大いに盛り上がっている。

私自身も、案外いろんなタイプの曲歌ってたんだね、と全曲楽しんだ。
字幕付きで聞こえてくる歌詞が実に明快だ。
歌もさることながら、バンドの演奏もいい。
特に、リードギターがいい間奏や後奏を聴かせてくれる。
ピアノやテナーサックスの演奏も好ましい。
泉水ちゃんはこういうことに慣れていないせいか、
大音量でアップテンポの伴奏の部分ほど、音程が怪しくなる。
また、時々歌詞が抜け落ちる、、、そんなのもなかなかおもしろい。

ほとんど総立ちの観客の手拍子や腕振りの中で歌う姿を見て、
やはり、どうしてもう逝ってしまったの? という思いに囚われる。
貴重なアーティストの死を悼んで、何度か涙ぐんでしまった。



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