| 2007年03月16日(金) |
もうひとつの世論調査 |
きょうは入試の面接試験だが、ここ10年くらいの間に、 しばしばご指名に預かっているのが、面接官A、つまり、 受験生たちに質問する役である。 私は、この時間帯のすべての役を2度以上経験しているが、 この主の面接官がもっともたいへんである。 警備係というのがもっとも気楽だったが、これは、 生徒指導部で年がら年中たいへんな思いをしている束の間の代償だった。 毎年控室係に指名される人たちは幸福である。 私は若いころ2度ほどしか経験していないが、あれは楽である。 面接室に入らねばならぬか入らなくてもよいかでは雲泥の差がある。 さらに、主の面接官か、副面接官かも、それ以上の雲泥の差がある。 主の面接官には、時給2000円支給されても足りないくらいだ。 最近はもう慣れてきたけれど、慣れないころは1組ごとにどっと疲れた。 さらに、午後は、会議攻めである。 この会議に出なきゃならない教員には時給1000円は支払うべきだ。 昨日の学力試験の監督や採点には、平等な配慮がされていたけれど、 2日間全体を見れば、ぜんぜん平等ではない。 以前は入試の日は、入試のことだけに専念できていたのだけれど、 近年は、その前後の日程もぎゅうぎゅう詰めになってきていて、 きょうでも、その他の仕事にあたふたしなければならない状況である。 私の場合、明日明後日は定演に専念しなければならないから、 昨日きょうの多忙は内心たいへん迷惑である。 教員が職業なので、職場ではそんなことに文句を言ったりしないけれど、 職場を離れると、やれやれ、、、とため息をつきたくなるのである・
橋本さんが独り言BBSにこんなメルマガの記事を載せていた。 「JCJふらっしゅ」というメルマガだそうである。 私がふと思いついて、先日この塵語に書いたようなことを、真剣に調査し、 活動している人たちがいることに驚き、しかも、スカッとした。 今国会に提出される法案の内容まで知ることができるなら、 それを支持する人はわずかしかいないのだ。 また、これを読むだけでも、改憲派が目論んでいる法案は、 改憲しやすくするためのルール作りでしかないようだ。
/////////////////////////////////////////////////// 朝日新聞は13日、国民投票法案に関する世論調査結果を発表しました。 http://www.asahi.com/politics/update/0313/001.html
結果は、国民投票法案は
必要と思う 68%、 必要でない 19%
だったそうです。 一方私たちが2月24日〜3月10日にわたって全国36箇所で行った街頭シール投票では、国民投票法案に
賛成 反対 わからない 758 3977 997 投票総数5732 (13%) (69%) (17%)
でした。
賛否が完全に逆転しています。なぜこんな差がでたのか。それは質問の仕方の違いのためです。朝日は電話で「国民投票の手続きを作ることは必要だと思いますか」と聞いています。一方、私たちは、いま国会に出されている手続き法案の内容を示して、その賛否を問いました。それだけでこれだけの違いが出るのです。
朝日のような調査結果をいまこのような形で発表することは、以下の意味できわめて犯罪的です。ぜひ、抗議のFAXを送ってください。いまさらそんなことを言っても…と変に悟りを開くことは、報道機関にますますやりたい放題にやらせることにつながります。ぜひよろしくお願いします。
FAX抗議先 03−5540−7618(広報部)
ポイントは以下の3つです。 1) いま報道機関が真っ先になすべきことは、国会に提出されている国民投票法案の内容、つまり必要最低投票率が決められていない上、実質上、有効投票の過半数で決められるのでごくわずか(国民の2割程度)の賛成で改憲される可能性があること、また、資金の豊富な改憲派がテレビや新聞に大量に改憲コマーシャルを流せることができるなど、その問題点を国民に知らせることであるにもかかわらず、朝日新聞はそのような努力をほとんどしていない。
2) いま殆どの国民は国民投票法案の内容を知らないなかで、報道機関が世論調査をするのであれば、抽象的に国民投票法案が必要かどうかを問うのではなく、現実に国会に出されている法案の要点を示し、そのうえで賛否を問うべきである。そうすれば今回の朝日のような結果は絶対に出てこない。
3) 今回の朝日の発表は、結果的にいまの政府案を、その内容を国民が知らないうちに、成立させることに手を貸すものであることは誰の目にも明らかであるにもかかわらず、朝日が敢えて行ったことは、為政者より国民の側に立つべき報道機関の使命から著しく逸脱するものである。
憲法改正手続き法案 賛成?反対?全国投票 http://kaikent.exblog.jp/
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