| 2007年03月12日(月) |
国民投票法案 素朴な疑問 |
憲法改、、悪(としか言いようがない)のための国民投票法案を、 今月中の採決は諦めたとか、今国会では成立させるとか、 最近の新聞記事に書かれているのだが、その法案、 いったいどこを見たら内容がわかるんじゃぁ〜〜??(`ε´) 検索したら、論評はいくつか見つかったが、 法案そのものの裸の姿にはなかなかお目にかかれない。 新聞に全文が掲載されたことがあるのかもしれないが、 毎日隅々まで読めるような時間は許されていないので、見落としたかも。。
考えてみれば、国会ではいくつもの法案が次々に可決されているようだが、 国民が前もってそれらすべてを知ることができるシステムができているのか、 どちらかというと、知るのがたいへん難しいのが実態ではないかと思う。 こういう情報伝達の便利な時代なんだから、 「国民投票法案」と入力して検索したら、 真っ先にその法案の全文がヒットするようにしてほしいものだ。 原文なしで論評だけ読むことほど難しく危なっかしいことはないのだ。
それにしても、晋ちゃんの憲法改悪にかける意欲はすごい。 天下り斡旋規制は譲歩しても、憲法改悪は譲歩しないほどの意欲だ。 あたかも、それさえ成し得れば英雄的首相として名を残せるというような。
晋ちゃんに限らず、ずっと以前からこんな論議があるたびに 違和感を感じないではいられなかったのだが、 このごろ、その違和感の原因がわかってきた。 この憲法は、国民の権利を守るために、 政治家や公務員に対する義務を説いている。 第99条には、 「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、 この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と明記されている。 そういう憲法の下で首相となり国会議員となった人々が、 この憲法はいかん、と言って躍起になって変えようとしているのが、 漠然とした違和感になっていたのだ。
私は十数年前、学級定員減というたったそれだけの陳情のために、 一生懸命署名を集め、中央への陳情交渉にも積極的に参加した。 2〜3000万という署名活動が何年かに渡って提出されたが、 ほとんど無視された。 あの当時より若干学級定員が減っているのは単なる自然の成り行きであって 政府が署名や陳情を聞いて努力してくれたわけではない。
憲法改正というのも、本来はこうした国民の発案によるものではないか。 政府主導で憲法改めなんて、本筋から外れているのではないだろうか?
私が「国民投票法案」の原文を読みたいと思うのは、その中に、 最低有効投票率なるものが明記されているのかどうか知りたいからだ。 様々な団体のいわゆる「総会」なるものでも、 過半数か3分の2以上の出席を求め、委任状の提出を要求する。 改憲にあたっては、国家の最高法規を決める問題だから、 それ以上の厳しさを要求しなければならない。 投票の過半数なんて甘い考えて改憲されるべきではないだろう。 最低限、有権者の過半数でなければならない。
まだまだ書きたいことはあるが、今夜はもう時間切れである。
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