立春を迎えてさらに冷え込むのが今までの常識だった。 今年はそういう常識を破っている。 先週も2、3日こんな日が続いたのだが、きのうもきょうも暖かい。 先週末冷え込んだのでそのまま2月いっぱい寒いのかな、と思っていたら 3月下旬から4月上旬並みの暖かさということである。 実際きょうの昼ごろは、風にはひんやりしたものを感じたにせよ、 外に出ると、私のわずか前方にもわっとした空気の塊と感じた。 こんな空気を2月に感じたことは、この半世紀にも殆どないのではないか?
ひと冬の寒さの総体、ひと夏の暑さの総体は、毎年変わらない、と 厳密な実権や研究でなく、感覚的な持論をよく人に語っていた。 この冬を体験してしまっては、その持論も撤回しなくてはならぬ。 とにかくこの冬の陽気は異常だ。 そろそろ桜も咲き始め、そうしたらずっと寒い日が続いて、 桜を2カ月ほども見られるかもしれないなどと冗談を言い合っている。
|