このごろは、談合や粉飾決算が発覚したという報道を聞かぬ日はない、 というほど、そんな事件が頻繁である。 具体例を挙げて、こんなにもだぞー、と示しておくべきだろうけど、 もうそんな時間はない。
しかし、政治の中心部分も談合と粉飾決算だらけではないのか? 最近では、TMの費用や政治資金の内容が問題になった。 千万円とか億円とか、気が遠くなるような額の使い道が謎のままである。 国会運営も、議会の審議は儀式に過ぎず、 たいていは議会の外の駆け引きや取り引きで決まって行く。 正規の手続きである議会での議論はないがしろにされ、 裏取引で重要な議案が次々と決定して行くのである。 「談合」「談合行為」の辞書的意味とは違うだろうけど、 やってることはそれとほとんど変わりない。
晋ちゃんの「美しき日本」というスローガンは、 その内容にはいろいろなことが書いてあるけど、実はいたって簡明だ。 若者が軍隊式にピシッとしてることだけが理想なのだ。 見え見えである。 自分の回りがピシッとしてなくてもぜんぜんかまわない。 与党は特権階級だから好きなようにやればよい。 しかし、国民がだらしないのは困る。 国民が言いたいことを言い、やりたいことをやるのは困る。 国民は我々を愛し、ピシッと秩序正しく決めていてもらわなきゃ、 美しい国に見えないではないか。。。
彼の「美しい日本」は、実は「恐ろしい日本」じゃないのかな、と思う。
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