TENSEI塵語

2006年12月24日(日) 「宛名職人」に振り回される

今年は、この20年間ほどの中で、画期的に早く年賀状に取りかかった。
きょう宛名書きをすれば、快挙と言っていいほど早い投函のはずだった。
手書きにしていれば夕方には投函できていたし、
途中で妥協して、去年のようにこのメインマシンとレーザープリンターで
宛名印刷していれば、やはりきょう中に投函できていたはずである。

しかし、今後のためを考えて、いろいろと整備しているうちに、
作業が増えた上に、最後はとんでもない迷宮に入り込んでしまった。

私は、G4Mac のOS9 をメインに、mac miniのOSX をサブに使っているが、
先日買った複合機は、Mac はOSX にしか対応していない。
これが、たいへん優秀な複合機なので、年賀状裏面はこれで印刷を終え、
宛名もこれで印刷できるようにしようと決めたのである。

最初にまずぶちあたったのは、「市町村合併による住所変更」である。
今年の年賀状は元旦に裏面を作り、来たところに順次出すはめになったので
いちいち住所変更をしてあるからいいはずだが、今年に入ってからの変更は
ぜんぜんしていない。
もちろん、そんな変更はしなくても届くはずなのだが、
最新ヴァージョンの「宛名職人」ではそれが一発でできると知ったら、
この4年前のヴァージョンでできる手はないのだろうかと探りたくなる。
それで、サイトでいわゆる「辞書」というやつをDLすればいいことを知り
ログインのための手続きから購入手続きもして、住所録更新作業をして、
これだけで2時間は費やしたかもしれない。

それと同時に、インストールCD探しである。
4年前に買ったこのver10 版でもOSX 対応しているのだが、
付録の3枚のCDはすぐ手元で見つかったのだが、インストール用がない。
いろいろ探しているうちに、そういえば階下のiMac にインストールして、
そのままその机の引き出しに入れたと気づいて、そこから見つけ出した。
これだけでも30分は浪費したであろう。

もうこの後は順調に進むはずであった。
インストールなんて作業は簡単なものだし、
住所録のファイルはメモリースティックで移植してやればすぐ使える。。。
だから、きょう投函は無理でも、明日の朝には投函できそうだった。

ところが、この最後の段になって、実に頑固な障害に遭った。
OS9 で作った住所録をOSX の「宛名職人」は全く読み込もうとしないのだ。
こんな不思議な現象はない。
その頑固さは、「一太郎」のWindows 版とMac 版の関係と同じくらいである。
あるいは同種のOS 同士でも数ヴァージョン離れている場合みたいである。
そんなバカな話はない。
もちろん、今までそんな経験をしたことがない。

こんなことしなくてもいいはずなのになー、、とぶつぶつ思いつつ、
CSV 形式に変換保存して移植してみたけれど、やはり読もうとしない。
CSV 形式にすれば、別のアプリケーションでも読めるのだ。
実際エクセルは読み込んでくれた。
それが、同じディスクから生まれた兄弟のくせに、ダメなのだ。

こうして、厄介だった1日が、謎に包まれたまま終わってしまうのである。


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